27日、第18回VTVカップ女子国際バレーボール大会2024のプールB第3節が行われ、アランマーレ山形(A山形)はHenan(中国)に1-3で敗れた。
24日から31日にかけて、ベトナムのニンビンで行われている今大会。初の国際大会出場となるA山形は、25日に行われた第1節でKing Whale Taipei(チャイニーズタイペイ)と対戦し3-0でストレート勝利したが、26日の第2節ではKorabelka(ロシア)に0-3で敗れていた。
そんな中迎えた第3節のHenan戦は、第1セット序盤から相手スパイカーの高さに苦しむ。0-4まで点差を離されてしまうが、そこから巧みなフェイントや豪快なブロックアウトが決まるなどして、徐々に持ち味を取り戻す。その後、アウトサイドヒッター(OH) 前田美紅のジャンプサーブから流れをつかみ9-9まで追いつく。
そこからはサイドアウトが続く拮抗した展開が続いたが、中盤以降相手ミドルがA山形の攻撃をとらえ始め、徐々にリードを広げられてしまう。最後はOHの木村友里のスパイクがアウトとなり、A山形は18-25でこのセットを落とした。
続く第2セットは序盤から拮抗した展開となる。A山形も相手のスパイクを一本では決めさせず、切り返して得点を重ねる。中盤以降ではサーブが効果的に決まり始め、相手の高さあふれるスパイクに対抗する。セット終盤でもA山形のサーブが相手を崩しスパイクをうまく封じ込め、勢いそのままにA山形が第2セットを取り切った。
迎えた第3セットは、お互いが持ち味を発揮した見ごたえある試合展開が続く。A山形は粘りのレシーブからフェイント、ブロックアウトを決め、Henanは多少レシーブが乱れても高い打点から得点を決め続ける。しかし、中盤以降A山形の生命線であったセッター赤星七星のトスが乱れてしまい、Henanにリードを許してしまう。20点以降も相手の高さあふれるスパイク、ブロックが決まり続けA山形は20-25でこのセットも落としてしまう。
後がない第4セット、A山形はスパイクが思うように決まらず苦しい展開が続く。粘りのレシーブでつなぎ続けるが、それでもHenanのサイドスパイカーがブロック上から打ちおろし続け、得点を許してしまう。途中で前田がパワフルなスパイクを決め善戦するも、中盤以降も点差を広げられてしまうと、最後まで相手スパイクを止められず、10-25でこのセットを落とし、1-3で敗れた。
終始相手の高いスパイクに苦しみ、惜しくもHenanに敗れたA山形。これでA山形は、プールBでの総当たり戦を1勝2敗で終えることとなった。決勝トーナメントは今回のプールA、プールBでの各チームの順位をもとに組まれる。決勝トーナメント初戦は29日に行われる。
■試合結果
アランマーレ山形 1-3 Henan
第1セット 18-25
第2セット 25-22
第3セット 20-25
第4セット 10-25