10日(木)にバレーボールネーションズリーグ2025女子の予選ラウンド第3週の第2戦が行われ、バレーボール女子日本代表がFIVB世界ランキング34位の女子韓国代表と対戦した。
女子日本代表は予選ラウンド1週目は4戦全勝、2週目を2勝2敗で終え、大会通算6勝2敗として千葉ラウンドを迎えた。9日(水)に行われた予選ラウンド第3週の初戦では、ホームの声援を受け、女子フランス代表相手に見事ストレートで勝利。今大会で7勝目をあげていた。
女子日本代表はアウトサイドヒッター(OH)に秋本美空、佐藤淑乃、和田由紀子を、セッター(S)に中川つかさ、ミドルブロッカー(MB)に荒木彩花と山田二千華、そしてリベロ(L)に西村弥菜美をスタメンに起用した。秋本は女子日本代表での公式戦で、初めてのスタメンでの出場となった。
第1セット、守備力を武器とした両チームが粘り強いレシーブを見せ、序盤から長いラリーが続く。日本は佐藤、和田にトスを集め、着実に点数を重ねる。韓国もレフトサイドにトスを集めてサイドアウトを続け、拮抗した展開が続く。終盤になると、序盤に堅さが見られた秋本も見事なインナースパイクを決めるなどしてブレイクに貢献し、25-21で日本がセットを先取した。
第2セットは、日本のS中川がセンター線を強気に使うトスワークを見せ、序盤から日本がリードを作る。7-5の場面では秋本が高さのあるスパイクを連続で決めるなど勢いを作る。その後も要所で秋本にトスを上げると、期待に応え着実に得点を上げていく。終盤リードを詰められデュースまでもつれ込んだ日本だったが、若手選手を中心に得点を重ね、勝負所で秋本のブロックも出るなどして27-25でセットを連取した。
続く第3セット、このセットも序盤から、要所で荒木や山田のクイックを使い、韓国相手に多彩な攻撃を見せる。対する韓国も強気なサーブを見せ、一進一退の攻防が続く。しかし終盤に入ると、相手のクイックなどにブロックが振られることが多くなり、韓国にリードを奪われてしまう。しかし、和田にトスを集めると連続でスパイクを決め、20-20で見事追いつく。そこから日本のエース、和田が緩急をつけた攻撃を連続で見せ日本がブレイク。25-22で見事セットを連取し、日本がストレートで勝利した。
守備力の光る女子韓国代表相手に、和田の強気なスパイクや代表戦初スタメンの秋本の高さの光るプレーで着実に得点を重ね、見事ストレート勝利した女子日本代表。今大会8勝目をあげた女子日本代表の次戦、12日(土)19:20よりFIVB世界ランキング4位の女子ポーランド代表と対戦する。
■試合結果
日本 3-0 韓国
第1セット 25-21|第2セット 27-25|第3セット 25-22