10日に行われたネーションズリーグ2025女子の予選3週目となる日本ラウンド2戦目で、バレーボール女子日本代表は女子韓国代表にストレートで勝利。セッターの中川つかさがU-NEXTのフラッシュインタビューに答えた。
今試合、これまでとは大きくスタメンを変更して臨んだ女子日本代表。セッターもこれまでスタメンだった関菜々巳に代わり、中川が今大会初めてのスタメン出場を果たした。
スタメンで呼ばれた時の心情について「スタートと発表された時はびっくりしたんですが、次のファイナルラウンドに繋げる大事な韓国戦だったので、自分にできる事を精一杯やろうという気持ちでコートに立ちました」と振り返った。
また同じく今大会で初のスタメン出場を果たした18歳の秋本美空については、「練習の時からよくコミュニケーションを取っているので、今日の試合前の練習でもコンビのことを決めながら、私も初めてのスタートだったのでお互い頑張ろうという気持ちでやりました」と互いに鼓舞しながらプレーしたことを明かした。
序盤の入りはスパイカーがなかなか決め切ることができなかった場面もあったが、「今日のスタメンが若かったというのもありますし、まだ経験もない中で(決まらないことは)想定内な部分もあったので、そこにあまり一喜一憂されることはなくできたかなと思います」と冷静に語った。
また秋本のスパイクについて聞かれると、「難しいボールを簡単そうに決めるのがすごいなと思っていて、今日も(秋本)美空のスパイクに何度も助けてもらったなと思います」と試合中に若手の力に助けられたことを明かした。
第2セットに入ってかなり積極的に秋本にトスを上げていた中川だったが、「それもコートの中でコミュニケーションを取っていたので、私も託せるスパイカーだと思っているので、積極的にトスを上げていったという感じです」と常にコミュニケーションを取りながらのトスワークであったと語った。
そして今試合の全体を振り返り、「スパイカーの100%を出すのがセッターの役割だと思っていますし、一人ひとりの良さを理解しながら、またゲーム展開を感じながらトスを上げることが少しはできたんじゃないかなと思うんですが、相手もこれから強くなっていきますし、自分にできる事っていうのを本当に頑張ってやっていきたいなと思います」と自身の役割について力強く述べた。
次戦の女子ポーランド戦に向けては、「今日の韓国とは違い、パワーと高さが変わってくるのでもっとスパイカーと合わせて、またコートに入っている6人だけでは戦えないと思うので、ベンチの皆の盛り上がりもすごいのでその勢いをポーランドにぶつけられたら良いなと思います」と話した。
続けて、高いポーランドのブロッカー相手に対しての対策について聞かれると、「もちろん上手なブロッカーもいると思うんですが、私的にはブロッカーが高い方が素直なブロックが多いと思うので、その逆を突いていければ良いシチュエーションを作っていけるかなと思っています。ポーランド戦もしっかり相手の対策を練りながらスパイカーの100%を引き出すことに最大集中したいなと思います」と具体的にコメントしつつ意気込みを見せた。
既にファイナルラウンド出場を決めている女子日本代表。千葉ラウンド3戦目となる女子ポーランド戦は、12日(土)19:20に試合開始だ。