12日にバレーボールネーションズリーグ2025女子の予選ラウンド第3週の第3戦が行われ、バレーボール女子日本代表が女子ポーランド代表と対戦した。
予選第2週の香港ラウンドを終えた時点で、6勝2敗の総合順位5位につけていた日本。千葉ポートアリーナを会場に開催されている予選第3週の日本ラウンドで、日本はここまで失セット0の2連勝を収めている。日本ラウンド第3戦の相手はFIVB世界ランキング3位のポーランド。ポーランドは今大会ここまで10試合を戦い、8勝2敗という結果を残している。
日本のスタメンは、アウトサイドヒッター(OH)に石川真佑と佐藤淑乃、そして和田由紀子、セッターに関菜々巳、ミドルブロッカーに宮部藍梨と島村春世、リベロに岩澤実育が起用された。
注目の第1セットは序盤、攻守で力を見せる日本が一気にリードする。その後も日本は、安定したサーブレシーブからサイドアウトを重ねる。中盤も、佐藤のサービスエースやロングラリーを制するなど勢いの止まらない日本。点差を広げて終盤に入る。高さを活かしたプレーを見せるポーランドにリードを縮められた日本だが、第1セットを取り切る。
続く第2セットも、関のサーブや持ち味のディフェンス力で日本が4-0と先行する入りに。しかし、日本の攻撃に対応し始めたポーランドは7-7で同点とする。以降は互いに点を取り合う展開になる。日本は、終盤に差し掛かった場面でブレイクに成功するも、フロアディフェンスの機能し始めたポーランドが食い下がり、一進一退の攻防が続く。23-24で先にセットポイントを握られると、第2セットを逆転で奪われる。
第3セットは序盤、第2セットの勢いそのままポーランドに0-5とリードを許す。流れを変えたい日本は、和田に変えてOH秋本美空を投入する。このメンバー交代で流れを引き寄せた日本は、サーブや多彩な攻撃で11-11の同点に追いつく。中盤、島村のブロードで一時は前に出た日本だが、ポーランドもリードを許さず。拮抗した展開のまま終盤に入る。20点以降も互いにブレイクを取り合う中でポーランドのミスもあり、日本が先にセットポイントを掴む。最後は佐藤のスパイクが決まり、日本が接戦の第3セット制す。
第4セットは、関のサービスエースで幕を開ける。しかしその後、ポーランドの高い壁が立ちふさがり、3-7と先行される。以降も点差は縮まらず。被ブロックが増え始めた日本は佐藤に代えてOH北窓絢音を、秋本に代えてOH深澤めぐみを投入する。再び選手交代で流れを変えた日本は、17-18と1点差に迫る。関のサービスエースで流れを掴んだ日本はそこから連続ポイント。21-20と前に出る。さらに石川のサービスエースも飛び出し、23-21と点差を広げる。最後はブロックポイントで日本が第4セットを取り、セットカウント3-1で勝利をあげた。
高さや攻撃力のあるポーランドに苦しめられた日本だが、粘り強いディフェンスや選手交代が功を奏し、強敵相手に勝利を掴んだ。予選ラウンド最終戦となる次戦、日本は7月13日(日)19:20よりFIVB世界ランキング2位の女子ブラジル代表と対戦する。
■試合結果
日本 3-1 ポーランド
第1セット 25-21|第2セット 23-25|第3セット 25-23|第4セット 25-22