女子バレーボール日本代表は12日(土)、ネーションズリーグ2025女子の予選ラウンドで女子ポーランド代表と対戦し、セットカウント3-1(25-21、23-25、 25-23、25-22)で勝利を収めた。
今大会ここまで8勝2敗と好調の日本。予選ラウンド第3週の日本ラウンドではここまで2試合を戦い失セット0と好調を維持して強敵のポーランドとの試合に臨むと、毎セット接戦ながらも全員バレーの粘り勝ちで9勝目。大きな勝利を挙げた。
日本ラウンドで初先発となったリベロの岩澤実育がU-NEXTのインタビューに応じ、試合を振り返った。
大会初先発となった6月のドミニカ共和国戦以来の先発となった岩澤。大声援が送られる日本での試合に、「たくさんの人が応援してくださる中でプレーするのは初めてだったので、自分の持ち味を出せるように、チームを勝ちに導けるように頑張ろうという気持ちでした」と、覚悟を持ってコートに立った。
守備では、ディグでの安定感が光った。「要所要所ブロッカーとの連携がうまくできて、ライトからのラインディフェンスもレフトからのクロスディフェンスも自分自身得意。そこをしっかりと出せた」と語るように、自身の強みを存分に発揮し、ピンチの場面を何度も救った。
一方で、「レセプションでもっとカバーできたところはあった」と反省も。「明日もし出る機会があれば、もっとサイドの人たちを助けられるように、課題として思い切って挑戦したい」と、さらなるレベルアップを誓った。
これまでチームの“応援団長”としても存在感を放ってきた岩澤だが、ポーランド戦では自身が試合に出場したため、荒木彩花と秋本美空にその役割を託したという。「今日は(荒木)あやか団長と(秋本)みく副団長に託したんですけど、すごい声援を送ってくれましたた。自分がアウトした時も全員で応援してくれて、もう団長いなくてもいいんじゃないかなって思いました(笑)」と、チーム全体で盛り上げた雰囲気を笑顔で振り返った。
いよいよ予選ラウンドもあと1試合。すでに決勝ラウンド進出を決めている日本だが、最後は強豪の女子ブラジル代表との戦いだ。「明日も苦しい展開がたくさんあると思うけど、そういう状況も含めてバレーボールを楽しんで、日本のいいバレーボールができるように全力を尽くしたい」と、岩澤は次戦への意気込みを語った。
ブラジル戦は13日(日)の19時20分試合開始予定だ。