女子バレーボール日本代表は12日(土)、ネーションズリーグ2025女子の予選ラウンドで女子ポーランド代表と対戦し、セットカウント3-1(25-21、23-25、 25-23、25-22)で勝利を収めた。
今大会ここまで8勝2敗と好調の日本。予選ラウンド第3週の日本ラウンドではここまで2試合を戦い失セット0と好調を維持して強敵のポーランドとの試合に臨むと、毎セット接戦ながらも全員バレーの粘り勝ちで9勝目。大きな勝利を挙げた。
ポーランド戦で試合で流れを引き寄せた一人が、地元・千葉出身のアウトサイドヒッター、佐藤淑乃。第1セットではサービスエースを2本決めるなど、攻守にわたって躍動した。
その佐藤はU-NEXTのインタビューに応じると、「相手はすごくオフェンス力のあるチーム。サーブで崩すのが自分たちの中でのテーマだったので、それがしっかりできてよかったかなと思います」と、テーマに沿ったプレーで貢献できたことに手応えをにじませた。
さらに印象的だったのが、千葉のファンの声援に支えられた姿。佐藤は「苦しいボールを決めるとすごく盛り上がってくれたり、背中を押してくれる声援がたくさん聞こえて、今日の勝利にもつながったかなと思います」と、地元の応援に感謝を述べた。
日本ラウンドでは3試合すべてで二桁得点をマーク。自身の好調さについては「どの選手を見てもすごく決まっている。日本らしくどこからでも決まるオフェンスが展開できている証拠」と語り、チームの強みを強調した。
次に控えるのは、予選ラウンド最終戦となる女子ブラジル代表戦。佐藤は「すごく厳しい試合になると思いますけど、最後全員で楽しんで、しっかり勝ち切れたら」と、笑顔で意気込みを語った。
地元の声援に背中を押され、プレーで応える佐藤。13日(日)の19時20分から行われるブラジル戦でもその活躍に期待だ。