13日にバレーボールネーションズリーグ2025女子の予選ラウンド第3週の4戦目が行われ、バレーボール女子日本代表が女子ブラジル代表と対戦した。
女子日本代表は日本ラウンドで3連勝、今大会これまで9勝2敗で総合順位3位につけ、12日の女子ポーランド戦に勝利したことでFIVB世界ランキングは3位に上昇している。予選ラウンド最終戦は世界ランキング2位、ここまで10勝1敗で総合順位2位につける女子ブラジル代表との試合となった。
女子日本代表はアウトサイドヒッター(OH)に石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子を、セッター(S)に関菜々巳、ミドルブロッカー(MB)に宮部藍梨と島村春世を、そしてリベロ(L)に岩澤実育をスタメンに起用し臨んだ。
第1セット序盤から、互いにボールを落とさない長いラリーが展開される。ブラジルがそのラリーを制す場面が僅かに上回り、日本が追いかける展開に。中盤、サーブでの2連続失点でその点差を広げられた日本は少し焦りが見え始め、隙を見せないブラジルはサーブで日本にプレッシャーを与え続ける。バランス良く攻撃陣がポイントを重ねるブラジルの勢いを止められず、17-25で日本はセットを落とす。
第2セットのスタートはサイドアウトの取り合いで拮抗した試合展開となる。しかしブラジルのサービスエース、そして高いブロックに2連続で阻まれ7-10とリードを許す。中盤も要所でブレイクを成功させるブラジルが徐々に点差を広げていく。サーブで狙われ抑え込まれていた石川のバックアタック、そしてディグからの攻撃でなんとかブレイクを得る日本だが、その差を詰められず18-25でセットを失い、後がなくなる。
第3セット序盤、日本をよく知るロザマリア・モンチベレルのサーブに連続で崩された日本が連続失点でリードを奪われる。追いつきたい日本は中盤、絶対的エースのガブリエラ・ギマラエスをブロックで仕留め、続けてサービスエースを取って追い上げ、4連続ポイントで1点差まで詰め寄る。ブラジルの背中を掴みかけた日本だったがあと一歩力及ばず、ストレートでの敗戦となった。
劣勢の中で選手交代を交えながら強豪ブラジル相手に挑んだ日本。1、2セット目はブラジルの圧倒され大差で落としたものの、3セット目は中盤で追い上げ意地を見せた。結果的にはストレートでの敗戦で予選ラウンド最終戦は悔しい試合になったが、3位での決勝ラウンド進出が決まっている。
その決勝ラウンドはポーランドに舞台を移し、23日より準々決勝が行われる。
■試合結果
日本 0-3 ブラジル
第1セット 17-25|第2セット 18-25|第3セット 20-25