21日にバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025男子の予選ラウンドのすべての試合が終了し、男子日本代表は4位通過で決勝ラウンドに進出することが確定した。
今大会、予選ラウンド全12試合で先発起用を果たした宮浦健人。鋭く曲がりながら落ちるバナナサーブを武器にサービスエースを量産し、予選ラウンド終了時点のベストサーバーランキングで17得点獲得の4位にランクインした。
昨シーズンの大同生命SV.LEAGUE MENでは、ケガにより欠場していた期間がありながらもレギュラーシーズンのサーブ効果率ランキングでリーグ5位、サーブ得点ランキングでリーグ4位にランクインしていた宮浦。今大会でも、強烈なサーブでチームに勢いをもたらしている。
また、宮浦に次いで甲斐優斗が11得点をマークし、全体の10位にランクインした。リリーフサーバーで登場する場面が多い甲斐。最後の1点をサービスエースで決めた男子ドイツ代表戦や、劣勢の場面でサービスエースを放ち、逆転勝利に導いた男子アルゼンチン代表戦が記憶に新しい。
近年のバレーボールにおいて、勝利に直結する最重要ポイントと言っても過言ではないサーブ。決勝ラウンドでも日本の選手たちが放つサーブに注目していきたい。
■VNL男子ベストサーバーランキングTOP10(予選ラウンド終了時点)
1位:エフェ・マンドゥラジュ(トルコ)/26得点
2位:テオ・フォール(フランス)/21得点
3位:ドミトロ・ヤンチュク(ウクライナ)、モルテザ・シャリフィ(イラン)、アレッサンドロ・ミキエレット(イタリア)/18得点
4位:宮浦健人(日本)、フィリップ・ジョン(ドイツ)/17得点
5位:アレクサンダル・ニコロフ(ブルガリア)/16得点
6位:ポリヤ・ホセイン(イラン)、マルロン・ヤント(キューバ)/15得点
7位:シメオン・ニコロフ(ブルガリア)、ガブリエル・ガルシア(アメリカ)、アントワーヌ・ブリザール(フランス)/14得点
8位:カミル・リヒリツキ(イタリア)/13得点
9位:ヴァシル・トゥプチイ(ウクライナ)、ダルラン・ソウザ(ブラジル)、ホセ・マッソ(キューバ)/12得点
10位:ケヴィン・ササク(ポーランド)、甲斐優斗(日本)、ルチアーノ・パロンスキー(アルゼンチン)、 アミン・エスマイルネザド(イラン)、ロク・モジッチ(スロベニア)/11得点