29日、第18回VTVカップ女子国際バレーボール大会2024の決勝トーナメント準々決勝が行われ、アランマーレ山形(A山形)はKuanysh(カザフスタン)に0-3で敗れた。

 24日から31日にかけて、ベトナムのニンビンで行われている今大会。予選ラウンドをプールA、プールBに分かれて行い、その順位を基に決勝トーナメントが組まれる。初の国際大会出場となるA山形は、プールBを1勝2敗の3位で終えており、準々決勝の相手はプールA2位のKuanysh(カザフスタン)となった。

 第1セット、A山形はアウトサイドヒッター(OH)の木村友里が前衛でスタートしたが、得意のブロックアウトで得点を狙うもそれがアウトとなり、なかなか得点を奪えない。逆に相手の高いスパイクが決まり続け、点差が大きく開いてしまう。その後もうまく点差を縮められず、10-25の大差でこのセットを落とした。

 何とか流れをつかみたい第2セット、A山形は相手の高いブロック、強烈な攻撃に対して徐々に対応し始める。A山形の持ち味である粘り強いレシーブ、多彩な攻撃が発揮され始め、一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし、高さで劣るA山形は、ラリー中最後に任されるOHのスパイク力において、相手チームに一歩及ばずなかなか流れをつかめない。最後も相手のスパイクが突き刺さり、22-25で惜しくも第2セットを落とした

 後がない第3セット、序盤からサイドアウトの応酬が繰り広げられ、手に汗握る展開が続く。ここまで相手の攻撃をほとんど止められなかったA山形だが、要所で相手レフトをブロックするなど相手の高いスパイクに突破口を見出し始める。切り返しでもクイックやバックアタックなど多彩な攻撃が通り始め、僅かにリードを握る。

 中盤以降も両者一歩も譲らない展開が続く。迎えた23-23の場面でも両チームスパイクを決め、勝負はデュースにもつれ込む。最後まで粘り続けたA山形だったが、最後は相手の高いブロックにつかまり、26-28でこのセットを落とし、ストレートで敗れた

 試合が進むにつれて徐々に持ち味を発揮できたものの、終始相手の高さに苦しみ準々決勝で敗れたA山形。ここからは5-8位決定戦に回ることとなり、初戦は30日に行われる。

■試合結果

アランマーレ山形 0-3 Kuanysh

第1セット 10-25
第2セット 22-25
第3セット 26-28

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