27日(日)に行われたバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025女子の準決勝で、FIVB世界ランキング2位の女子ブラジル代表が女子日本代表にフルセット勝利。キャプテンでエースのガブリエラ・ギマラエス(ガビ)がVolleyball Worldの公式サイトで試合を振り返った。
予選ラウンドを11勝1敗の2位で終え、決勝ラウンドに進出したブラジル。準々決勝で7位通過の女子ドイツ代表相手にストレート勝利を飾ると、準決勝で日本と激突した。
試合はフルセットまでもつれるも、強さを見せたブラジルが最終第5セットを制し、決勝へ駒を進めた。その試合でアウトサイドヒッターのガビは、日本戦で両チームトップの25得点を獲得。攻守でチームをけん引し、勝利に導いた。
ガビは「日本は肉体的にも精神的にも、私たちに多くのことを要求してきました」と試合を振り返り。そして「チームが逆境に耐え、スローなスタートから立て直せたことを誇りに思っています。ベストな試合ではなかったですが、私たちは決して諦めませんでした。第4セットを19-25で取られた後も困難な状況から立ち直り、最終セットで良いスタートを切ることができました」とチームの立て直す力を称えた。
いよいよ迎える決勝。対戦相手はFIVB世界ランキング1位で、今大会も予選ラウンド含め無敗をキープする女子イタリア代表だ。イタリアは準決勝で、ホームの女子ポーランド代表を相手に完勝を収めている。
ガビは「イタリアは準決勝でポーランドと素晴らしい試合をしました。しかし、私たちはVNLで大きく成長しましたし、イタリアに挑むだけの力は備わっていると思います。VNLでの初優勝を強く願っています」と力強く意気込んだ。
決勝は28日(月)の3時から行われる。