27日(日)にバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025女子の3位決定戦が行われ、バレーボール女子日本代表が女子ポーランド代表と対戦した。
2024年大会で銀メダルを獲得していた日本。今大会は予選ラウンドを3位で終えると、準々決勝では女子トルコ代表をフルセットの末に勝利。準決勝では女子ブラジル代表にフルセットで敗れ、この3位決定戦へ進むこととなった。
一方のポーランドは決勝ラウンドの開催国。予選ラウンドを4位で通過すると、準々決勝で女子中国代表を下したものの、準決勝で女子イタリア代表にストレートで敗れていた。
日本は決勝トーナメントに入って2試合連続のフルセットの戦いかつ、準決勝からの試合間隔もポーランドより短い状況。さらにポーランドファンが多いアリーナと圧倒的不利の中で戦う。
その日本は、アウトサイドヒッターに石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子、セッターに関菜々巳、ミドルブロッカーに島村春世と宮部藍梨、リベロに福留慧美と小島満菜美をスタメンに起用。ここまでの決勝ラウンドの2試合と全く同じメンバーを並べた。
予選ラウンドで対戦した時はセットカウント3-1で勝利していた日本だが、第1セットは出だしから大きなビハインドを追う展開に。セットを通して5本のブロックポイントも奪われ、終始主導権を握られ15-25でセットを落とす。
続く2セット目は打って変わって序盤から日本のペースで試合が進む。中盤に点差を詰められるものの、20-18と先に20点台に乗せる。しかし、そこからの連続失点でついに同点に追いつかれてしまうと、逆転を許す日本。それでもタイムアウトを駆使する日本は再逆転に成功すると、最後は関のサービスエースが炸裂し、26-24でセットを奪い返す。
第1セットに比べて徐々にポーランドの攻撃に対応できてきた日本。第3セットは一進一退の攻防が続くが、11-14と3点差をつけられたところでフェルハト・アクバシュ監督がタイムアウトを取る。しかし5点差まで話されアクバシュ監督は再びタイムアウト。何とか流れを掴もうとするが、点差は縮まらず16-25でセットを落としてしまう。
疲労が見えてきた日本の選手たち。何とか立て直したいところだが、第4セットもいきなりの3点ビハインドでアクバシュ監督はたまらずタイムアウト。そこから反撃に転じる日本はこの試合初めてのブロックポイントも飛び出し同点に追いつくと、一時は逆転に成功する。しかし20点台に突入してから連続被ブロックの日本は万事休す。惜しくも23-25でセットを落とし、セットカウント1-3での敗戦となった。
敗れた日本は、2大会連続のメダルにはあと一歩届かず。一方のポーランドは2大会連続の銅メダル獲得となった。
■試合結果
日本 1-3 ポーランド
第1セット 15-25
第2セット 26-24
第3セット 16-25
第4セット 23-25