3日(日)、ウズベキスタンのタシケントで2025男子U19世界選手権大会の15位、16位を決めるプレーオフが行われ、バレーボール男子U19日本代表は男子U19アメリカ代表と対戦した。
本大会は2年に1度開催されるアンダーカテゴリーの大会で、2025年大会には開催国を含む全5大陸連盟から過去最多の24チームが出場。7月24日(木)から8月3日(日)にかけて行われている。
2勝3敗のプールB 4位で予選ラウンドを通過した日本は、決勝ラウンドの1回戦で男子U19フィンランド代表にストレート負け。順位を決めるプレーオフに回った。その後、男子U19ベルギー代表と男子U19ウズベキスタン代表に敗れた日本は、15位の座をかけて男子U19アメリカ代表と争うことになった。
第1セットの序盤は拮抗した展開となるも、中盤に差し掛かった場面で相手に先行される。しかし、キャプテンでオポジットのマサジェティ翔蓮のサーブから連続でブレイクした日本は、逆転に成功。その後も、ブロックやトランジションからのスパイクで得点を重ね、点差を保つ。終盤、相手に粘られるもリードを維持したまま第1セットを取る。
続く第2セットは相手のサーブに苦しみ、リードを許す入りに。日本の攻撃に対応し始めたアメリカは、ブロックのワンタッチから攻撃を展開し、得点を重ねる。点差を広げられた日本は相手のブロックを警戒してか、スパイクミスも目立ち始める。点差は見る見るうちに開いていき、16-25と大差で第2セットを落とす。
第3セットも、アメリカのブロックと速さのある攻撃が日本に襲い掛かる。日本はミスも目立ち、一気に先行される入りとなる。その後も、相手の攻撃に対応できない日本はリードを広げられる。繋ぎやコンビのミスを減らせなかった日本は、このセットも15-25と大差で落とすことに。
日本にとっては2セットダウンで後がない第4セット。序盤はサービスエースや勢いのある攻撃で持ち直した日本がリードする。マサジェティを中心に攻撃を展開する日本は、中盤もリードを保つ。しかし、18-18で同点に追いつかれると、その後は一進一退の攻防に。先にセットポイントを握った日本は最後、ブロックタッチのチャレンジを成功させて、第4セットを取り切る。
運命の第5セットはアメリカにリードされる入りとなる。逆転の機会を伺う日本だが、なかなかきっかけを掴めず。ブロック&ディフェンスが機能するアメリカを相手に、攻撃が決まらない。終盤、日本はマサジェティを中心に粘りを見せるも、12-15で第5セットを落とし、フルセット負けを喫した。
この試合に敗戦した日本の最終順位は16位となった。この試合で両チーム最多の27得点を獲得したマサジェティは、大会を通して197得点をマーク。他チームの試合が控えているため、暫定ではあるが大会全体のベストスコアラーランキングとベストアタッカーランキングで1位に輝いている。
■試合結果
日本 2-3 アメリカ
第1セット 25-20
第2セット 16-25
第3セット 15-25
第4セット 25-23
第5セット 12-15