16日(土)、インドネシアのスラバヤで2025女子U21世界選手権大会の準決勝が行われ、バレーボールU21女子日本代表はU21女子ブルガリア代表と対戦した。
予選ラウンドを無傷の5連勝で終え、プールDを1位で通過した日本は、ラウンド16でU21女子クロアチア代表戦に3-1で勝利。準々決勝のU21女子トルコ代表にもストレートで勝利し、準決勝でU21ブルガリア代表と対戦することになった。
第1セット、序盤から両チームサイドアウトの続く拮抗した展開となる。しかし中盤以降にわずかなリードを日本が作ると、終盤につれてブルガリア側にスパイクミスなども出始め、日本がブレイク。最後は25-19で日本がセットを先取した。
続く第2セット、日本の持ち味である守備からの切り返しがうまく決まり、日本が流れをつかむ。その後も、14-10の場面でアウトサイドヒッター(OH)の大森咲愛が後ろからのトスを豪快に決め切るなど相手に流れを渡さず、日本がリードを守る。最後は25-17で、日本がセットを連取した。
第3セットも日本の勢いが止まらない。OH大森、福村心優美を中心にスパイカー陣が躍動し、序盤から一気にブルガリアを突き放していく。ブルガリアの攻めのサーブにもうまく対応し、リードを守り切った日本。25-12の大差でセットを連取し、見事ストレートで勝利した。
この試合、OHの大森が両チーム最多の18得点、福村が13得点を上げるなど、両エースがサイドからのスパイクで順当に得点を重ねて相手を圧倒し、ブルガリア相手に全セット20失点以内に抑える見事な快勝となった。
この試合の勝利によって決勝進出を決めた日本。U21女子イタリア代表と対戦する決勝は、8月17日(土)21時より行われる。
■試合結果
日本 3-0 ブルガリア
第1セット 25-19
第2セット 25-17
第3セット 25-12