16日(土)、韓国招待試合の4戦目が行われ、女子日本代表は女子韓国代表と対戦した。
韓国招待試合は8月12日(火)から17日(日)にかけて韓国の晋州(チンジュ)で開催。日本とアルゼンチンの他、女子チェコ代表、女子フランス代表、女子アルゼンチン代表、女子スウェーデン代表の計6チームが参加し、総当たり戦による勝利数で順位を決定する。
チェコとの2戦目に敗れたものの、フランスとの初戦とアルゼンチンとの第3戦目に勝利し、ここまで2勝1敗としている日本。韓国との4戦目で、日本はアウトサイドヒッター(OH)に長内美和子、深澤つぐみ、廣田あい、ミドルブロッカー(MB)に麻野七奈未と山口真季、セッター(S)は髙佐風梨、リベロに川畑遥奈をスタメン起用した。
第1セット、ホームの声援を受ける韓国が攻めのサーブを見せ、日本は序盤からリードを許してしまう。レセプションを崩された日本は、サイドにトスを託すも相手に切り返されてしまい、ブレイクすることができない。相手の勢いそのままに、18-25で日本はセットを落とした。
続く第2セットは入りから拮抗した展開に。中盤以降になるとS髙佐は強気にMBを使っていき、日本がリードを広げる。第1セットとは反対に、終始日本が攻撃面で相手を圧倒し、25-19でセットを取り返した。
お互いイーブンとなった第3セット、レベルの高い守備を両チームが見せ、ラリーが続く場面が多くなる。中盤以降、OH廣田のライト線が決まるなど攻撃に幅が出た日本が一歩抜け出す。最後はS髙佐の見事なツーアタックが決まり25-20でこのセットも取り切った。
第4セットも序盤から見ごたえのあるラリーが続く。このセットは韓国が日本のスパイクをうまく切り返す場面が多く、韓国がわずかなリードを保ち終盤に入った。日本は最後まで点差を縮められず、21-25でセットを落とした。
勝負の第5セット、OH長内のジャンプサーブで相手を崩し日本がいきなり前に出る。しかしサービスエースが出るなどして韓国が追い上げを見せ、日本は7-7で追いつかれてしまう。さらにインアウトや反則で日本にとっては厳しい判定も続く。日本は抗議するも今大会はチャレンジシステムが導入されておらず、その後一気に抜け出した韓国が12-15でこのセットを取り切り、日本はフルセットの末に敗れた。
髙佐を中心とした多彩な攻撃を見せた日本だったが、ホームの大声援を受けて攻めのバレーを展開した韓国敗れて2敗目。最終戦となる次戦は、8月17日(日)18時からスウェーデンと対戦する。
■試合結果
日本 2-3 韓国
第1セット 18-25
第2セット 25-19
第3セット 25-20
第4セット 21-25
第5セット 12-15