大同生命SV.LEAGUE WOMENの(SVリーグ女子)のアランマーレ山形が19日、スポーツブランドのhummel(ヒュンメル)と新たにサプライヤー契約を締結したことを発表した。
ヒュンメルにとっては、男子の大阪ブルテオンに続く2チーム目のSVVリーグチームサポートとなる。
そのヒュンメルが手掛ける新ユニフォームは、クラブ創設10周年を記念し、10本のラインがデザインされているのが特徴だ。
クラブ名のアランマーレは、イタリア語の「arancia(オレンジ)」と「mare(海)」を組み合わせた造語。その名の通り、コーポレートカラーのオレンジをベースに、ネイビーで切り取られた半円で水の流れと日本海の波が表現されている。
胸部分にはチーム立ち上げ時から親しまれてきた「Aranmare」のロゴが配置され、背番号の中には今シーズン新たに設定されたチームエンブレムが入れ込まれた、今シーズン限定の特別なデザインとなっている。
また、ヒュンメルは同時にハンドボールのリーグHに所属するアランマーレ富山とも契約。ユニフォームコンセプトはA山形と共通で、同じコンセプトで複数競技のユニフォームの対応をするのは、日本のトップカテゴリーでは初めてということだ。
両クラブは、従業員の約7割が女性で、女性の活躍を支える株式会社プレステージ・インターナショナルが運営している。『地域と共に成長し、女性応援のシンボルとなる』というチームコンセプトは、創部以来の変わらぬ指針だ。
この理念は、ヒュンメルの「CHANGE THE WORLD THROUGH SPORT(スポーツを通して世界を変える)」というビジョン、そして女子アスリートの強化を推進する取り組みと強く共鳴する。
株式会社エスエスケイでヒュンメル事業部部長を務める南剛氏は、「ヒュンメルにとって、女子バレーボールのトップクラブの位置づけになるアランマーレとは、競技の普及や地域活動、女性支援についても協働していきたい」と語り、ピッチ内外での連携に期待を寄せている。
アランマーレ事業部の米田ディレクターも「10周年という節目を迎えたアランマーレは、この先の10年を切り拓くための大きな挑戦の年です。ヒュンメルと共に、地域の皆さまに愛され、女性スポーツの新たな可能性を示す存在を目指してまいります」と決意を新たにした。
新たなユニフォームをまとったA山形は、10月11日に行われるホームゲーム、Astemoリヴァーレ茨城戦で新シーズンの幕を開ける。新たなパートナーと共に、コート上で躍動する選手たちの姿に注目だ。

