25日に行われた2025バレーボール女子世界選手権（世界バレー）の予選ラウンドで、バレーボール女子日本代表は女子ウクライナ代表にフルセットで勝利。アウトサイドヒッターの佐藤淑乃がU-NEXTのインタビューで試合を振り返った。
22日に遂に開幕した世界バレー。その世界バレー初戦となる女子カメルーン代表戦にストレート勝利した日本は、続く第2戦でウクライナと対戦。序盤は硬さの見られた日本だが、フルセットの大逆転の末に見事勝利を飾った。
この試合、世界バレーでは初のスタメン出場となった佐藤だったが、効果的なサーブやパワフルなスパイクで堂々とした戦いぶりを見せ、チーム2位の24得点を獲得。チームの大逆転勝利に貢献した。
試合を振り返って佐藤は、「出だしで相手に2セット取られましたが、『ここで勝ち切ることができればもう一段階強くなれる』とみんなで言い合ったことでチーム全員で1つになれて、最後勝ち切れたのがすごく良かったと思います。また、この試合でチームが1つになってバレーボールができたことが、すごく楽しかったなと思います」と激闘から得た手ごたえを語った。
世界バレー初スタメン出場を果たした心境については、「（初戦の）カメルーン戦は外から見ていて、チームの硬さを感じていたので、自分がコートに入ってみんなで楽しく、いつも通りできる環境を作りたいと思ってスタートに入りました」と答えた。
第1、2セットとウクライナに先取された中、見事な逆転勝利を見せた日本。佐藤は「オフェンスの部分での課題はありますが、勝負所でしっかりと決めきれたところが良かったと思います。ですが、まだまだ周りに頼っている部分が多いので、この世界バレーでも成長していきたいと思います」と答え、この試合で得た収穫だけでなく、更なる課題も見つけていた。
この試合、1本のサービスエースを含め効果的なサーブで日本のブレイクに貢献していた佐藤。自身のサーブについては、「自分サーブで1点でも多く得点して、チームを少しでも楽にさせたいと思って打っていました」と勝利への献身的な姿勢を見せた。
最後に、次のセルビア戦について意気込みを聞かれると、「次の試合もハードになると思いますが、日本らしいハードワークを見せて相手を上回り、しっかりと勝ち切りたいと思います」と力強く答えた。
日本は続く第3戦で、8月27日（水）の19時からFIVB世界ランキング8位のセルビアと対戦する。
