27日に行われた2025バレーボール女子世界選手権(世界バレー)の予選ラウンドで、バレーボール女子日本代表は女子セルビア代表に3-1で勝利。アウトサイドヒッターの佐藤淑乃がU-NEXTのインタビューで試合を振り返った。
22日に遂に開幕した世界バレー。その世界バレー初戦の女子カメルーン代表戦、続く第2戦に勝利し開幕2連勝していた日本は、同じく2連勝中のセルビアと対戦。屈指の高さを誇るセルビア相手に勝利した日本は、予選ラウンド3戦全勝でプールHの1位通過で決勝ラウンド進出を決めた。
試合を振り返って佐藤は、「(今日の試合は)決勝トーナメントに進む最後の予選で、これまでの試合で流れが悪い部分があったので、しっかり自分たちのリズムを取り戻そうと意識してやっていました」と答えた。
今回の相手は世界バレー2連覇を果たしている強豪セルビア。佐藤は、「昨日の試合はフルセットでの勝利でしたし、少し緊張感を持ちながら試合に入りました」と2戦目のウクライナ戦も振り返りながら、強豪国と戦う上での独特の緊張感を語った。
高さを誇るセルビア相手にコンスタントに得点を重ね、チーム3位の13得点を獲得した佐藤。「相手オポジットの選手はブロックの高い選手だったので、タイミングをずらしたりブロックと駆け引きすることを意識しました。出だしはストレートに決めていこうと考えていましたが、相手に締められていたので、助走の向きを変えることやどういう(スパイクの)パターンを作っていくのかなどをベンチと話していました」と、自身のオフェンスに対する柔軟な姿勢を話した。
また現在のチーム状況について聞かれると、「最初の1試合目から徐々に緊張がほぐれてきて、チームの状態も良くなってきていると思います。自分のコンディションも試合を追うごとに良くなってきているので、ここからの試合でより上げていきたいです」と力強く答えた。
この試合勝利し予選ラウンドプールHで1位通過を決めた日本は、決勝トーナメント初戦で今大会開催国であるタイと対戦する。佐藤は、「タイはすごくディフェンスの良いチームなので、ブロックにかけられるというよりは、後ろのディフェンスにはめられる状況が多くなってくると思います。それでも負けずに、アグレッシブにオフェンス参加することを辞めずに、頑張りたいと思います」と次戦への意気込みを答えた。
次戦、日本は29日(金)22:30より決勝トーナメント1回戦を開催国のタイと戦う。