日本バレーボール協会(JVA)が、福岡県、国際バレーボール連盟(FIVB)、オセアニアゾーンバレーボール連盟(OZVA)の3者と新たにパートナーシップを締結したことを発表した。4日にJVAの公式サイトが伝えている。
今回のパートナーシップは、アジア・オセアニア地域の若年層育成のための包括的な枠組みとし、バレーボールを世界でナンバーワンのファミリースポーツとして確立するための一翼を担うことを目指すとしており、選手およびコーチの育成プロジェクト、若い世代の選手や競技役員の交流プログラム、さらなる競技機会の提供など各種取り組みについても積極的に検討することになる。
6月にはネーションズリーグの予選ラウンドが福岡県北九州市で行われ、大きな盛り上がりを見せていた。
FIVBは本パートナーシップ締結についての各団体の代表のコメントも伝えている。
■FIVBのアリ・グラサ会長
「FIVBの使命は、バレーボールとビーチバレーボールの世界中での発展に貢献することです。今回の福岡県、OZVA、JVAとのパートナーシップは、アジアとオセアニアの若者の育成を加速させる一助となることは間違いありません。福岡でのプログラムは、地域のプレー水準を向上させるだけでなく、世界最高峰のファミリースポーツであるバレーボールの地位を向上させることでしょう」
■福岡県の服部誠太郎知事
「福岡県はこれらの組織と提携し、このような素晴らしい取り組みに参加できることを光栄に思います。世界中からアスリート、コーチ、チームを福岡県のプログラムに迎えることを嬉しく思います。バレーボールとビーチバレーボールの世界的な成長に貢献できることを楽しみにしています」
■OZVAのヒュー・グラハム会長
「このパートナーシップは、オセアニアのバレーボール発展に新たな扉を開くものです。FIVB、福岡県、JVAとの協力により、選手やコーチは最高レベルで学び、成長し、競い合う機会がさらに増えるでしょう。これからの展開にワクワクしています」
■JVAの川合俊一会長
「日本バレーボール協会は、FIVB、福岡県、OZVAとともに、この意欲的で重要な取り組みに参加できることを誇りに思います。この協力関係は、アジアとオセアニアにおけるバレーボールの次世代の才能を育成し、未来のチャンピオンを育てていく取り組みにおいて極めて重要なものとなるでしょう」
本パートナーシップを最大限に活用し、これから世界のバレーボール界を担うであろう、アジアとオセアニアの若い選手たちのさらなる成長が期待される。