バレーボール男子日本代表の髙橋藍とアシックスがタッグを組んだスペシャルエディション「SKY ELITE FF MT 3 FUTURITY」が、11日よりアシックスオンラインストアにて先行発売。18日から全国で順次発売される。
髙橋の24歳の誕生日である2日に情報が解禁されたこのシューズには、「バレーボールを夢のあるスポーツにする」という強い想いと、次世代へのメッセージが込められている。
取材協力:アシックス
未来を照らす鮮やかなデザイン
「SKY ELITE FF MT 3 FUTURITY」は、髙橋が着用している「SKY ELITE FF MT 3」をベースにした特別な一足だ。デザインコンセプトは髙橋自身が企画し、随所にこだわりが光る。
最大の特徴は、ポジティブなマインドを象徴する鮮やかなピンク色を基調としている点だ。アシックスストライプや靴底のトラスティック部には、夢や情熱の輝きを表現するオーロラカラーを採用。ミッドソールには、髙橋から次世代へ引き継がれる意思をモチーフとしたグラデーションが施され、成長と挑戦の積み重ねが未来へと導く様を表している。さらに、アッパーのベロ部には髙橋の座右の銘「BE THE CHANGE,LIGHT THE FUTURE」(勇気と信念が世界を変える)が刻まれている。

髙橋藍が語る、デザインへの想いと挑戦
ピンク色が目を引くフューチャリティーだが、第一印象は「すごい派手なのかなというのがあって、ピンクの部分とブルーの部分がすごく目立つなと感じましたけど、履いてみると意外とそこまで派手さはなく、プレーヤーとフィットしている感じがあった」と、実際に履くとまた違った印象があるという。
また、日頃から「バレーボールを夢のあるスポーツにする」という思いを持っている髙橋。今回のシューズも未来のプレーヤーたちに向けた特別なデザインとなっているが、髙橋は「自分自身、バレーボールを夢のあるスポーツに変えていきたいという思いが強いですし、ピンクは女性が好きな色というイメージがありますけど、自分自身が履くことで、男子でも女子でも誰でも履けるという部分を大事にしています」とカラーについての思いを熱く語る。
「自分自身もなかなかピンクの靴を履くことは今までなかったので、一つの挑戦です。でもこれがすごくいい経験にもなるし、次の夢につながる一歩になっていくと思うので、履かれる方や履きたいと思ってくれる方々に、挑戦というか新しい選手になるという部分で、誇りを持って履いてほしいなと思います」と、このシューズには「挑戦」への思いが込められている。

髙橋藍「誰でも履ける靴にしたい」
アシックスの社員との綿密な打ち合わせを重ね、様々なピンクの中からイメージ通りの色を選定するなど、高橋はアスリートとしてだけでなく、デザイナーとしても企画に携わった。
「デザインを考えるのは難しいと思いました。カラーの組み合わせであったり、同じカラーであってもどこに持っていくかで全然イメージも変わるし、デザインは無限にあるというか、いろんなパターンがあると思いますが、その中で見た目もよくてかっこよくなる靴を作るのがすごく難しいことなんだなというのは、デザインを自分自身も考えてやったことによって感じました」
髙橋はデザインしたシューズについて、「誰でも履いてほしいというか、誰でも履ける靴にしたいなと思っています。今の日本のバレーボール界はなかなか派手なシューズを履くことはないんですけど、1つの新しい世界というか、新しい挑戦として、本当にいろんな方に履いてもらいたいなと思うし、自信を持って履いてもらいたいなと思っています」と、改めてこのシューズに込めた普遍的な願いを述べた。
自身の誕生日を記念する一足となったことについては、「自分にとってはすごくいいプレゼントというかうれしいプレゼントですし、この靴を履いていろいろな挑戦や経験をしたいなと思っているので、24歳の年もこの靴とともに頑張りたいなと思っています」と、さらなる挑戦に意欲を示した。
髙橋の情熱と、未来のバレーボール界への希望が詰まった「SKY ELITE FF MT 3 FUTURITY」。この一足が、多くのプレーヤーの足元を彩り、新たな夢への一歩となるだろう。
