30日(土)に2025男子U21世界選手権大会の9~12位決定戦が行われ、U21男子日本代表はU21ブルガリア代表と対戦した。
予選ラウンドをプールCの2位で通過したものの、ラウンド16で開催国のU21男子中国代表に敗れ、9~16位決定戦へと回った日本。初戦のアルゼンチンに勝利した日本は9~12位決定戦へ進み、予選ラウンドでの対戦時にはフルセット勝利を収めているブルガリアとの試合を迎えた。
日本はセッター(S)に竹松魁柊、アウトサイドヒッター(OH)に川野琢磨と小野駿太、オポジットに山本快、ミドルブロッカー(MB)に神﨑優と山下彪、リベロに谷本悦司と、アルゼンチン戦と同じメンバーをスタメンに起用した。
第1セット、序盤からサーブに押された日本は、ブルガリアに僅かなリードを奪われてしまう。S竹松がMBを多く使い逆転を狙うが流れをつかめない。ブルガリアの勢いそのまま、20-25で日本はセットを落とした。
第2セットは効果的なサーブから日本が流れに乗り、序盤からリードを広げる。逆にレセプションとブロックがうまく機能せず、終始精彩を欠いたブルガリア。25-12の大差で、日本がセットを取り返した。
第3セットは一進一退の攻防となる。しかし中盤以降、日本のスパイクがブルガリアの高いブロックに阻まれる場面が多くなる。そのままリードを広げられた日本は、17-25でセットを落とした。
第4セット、後がない日本はOH小野、川野を中心に着実に得点を重ねる。再び両者一歩も譲らないサイドアウトの続く展開となる。しかしこのセット終盤でも要所での高いブロックが光ったブルガリア。僅かなリードを縮められずセットを落とした日本は、1-3でブルガリアに敗れた。
日本はこの試合で川野が18得点、小野が16得点と健闘したが、高いブロックを誇るブルガリアにペースを握られ、敗れることとなった。続く最終戦、U21韓国代表との11・12位決定戦は、31日(日)17時から行われる。
■試合結果
日本 1-3 ブルガリア
第1セット 20-25
第2セット 25-12
第3セット 17-25
第4セット 22-25