8月31日(日)に2025男子U21世界選手権大会の最終順位決定戦が行われ、U21男子日本代表はU21男子韓国代表と対戦した。
予選ラウンドをプールCの2位で通過したものの、ラウンド16で開催国のU21男子中国代表に敗れ、9~16位決定戦へと回った日本。初戦のアルゼンチンに勝利した日本は9~12位決定戦へ進んだが、ブルガリアに敗戦して11位・12位決定戦となる最終戦に臨んだ。
日本はセッターに竹松魁柊、アウトサイドヒッターに川野琢磨と小野駿太、オポジットに山本快、ミドルブロッカーに秋本悠月と山下彪、リベロに谷本悦司をスタメン起用した。
第1セット目序盤は点の取り合いが続いたが、12-12の同点の場面からブロックポイント、粘り強く拾ってラリーを制した日本。韓国のミスも重なり、怒涛の7連続ポイントを奪って19-12と大きくリードする。その勢いのまま日本が25点目を取り、まずはセットを先取する。
第2セットも序盤は一進一退の攻防で点差がつかずに進むが、先に前に出たのは韓国。中盤から終盤にかけてつけられた3、4点差を縮めることができず、また韓国の強烈なサーブに崩されるなどして流れを掴めない日本は追い上げることができずセットを落とす。
続く第3セット、序盤に韓国にサービスエースを取られるなどして連続ポイントを許し4点差をつけられた日本だったが、そこからブロックポイントを皮切りにサービスエースも続き、ブレイクを奪うと14-11と逆転に成功。終盤に追い上げを見せる韓国を振り切って25-22で日本がセットを制し、勝利に王手をかける。
注目の第4セットは序盤から日本が僅かに先行しながらも、終盤まで互いに点を取り合い、点差がつかない緊迫した試合展開に。しかし20点目以降に粘り強くブロックタッチにかけ、韓国のスパイクミスを誘った日本が24点目を取り、最後はブロックアウトでスパイクを決め切り、セットカウント3-1で勝利を収めた。
今試合で小野はチーム最多の20得点、途中出場した白野大稀と川野がそれぞれ14得点をあげた。韓国戦に勝利した日本は今大会の最終順位を11位で終えた。
なお、今大会の優勝はU21男子イラン代表。前回大会に続いて2連覇を達成した。そして前回大会に続き、決勝戦でイランに敗北したU21男子イタリア代表が2位、3位はU21男子アメリカ代表という結果になった。
■試合結果
日本 3-1 韓国
第1セット 25-18
第2セット 19-25
第3セット 25-22
第4セット 25-21