[写真]=関東学連

 今週末9月7日(土)から、各学連主催のもとで女子の関東、関西大学秋季リーグ戦が開幕する。

 大学4年生にとっては最後のリーグ戦となる今大会。また、11月後半には集大成となる全日本インカレも行われるため、そこに繋げるためにも大切な試合だ。女子の場合、高校卒業後すぐにSV、Vリーグに進む選手も多かったが、最近では大学に進学し、大学卒業後にSV、Vリーグに進む選手も増えてきている。大学でのベース作りが必要となる今のバレー界。未来の日本代表選手やSV、Vリーグで活躍が期待される選手が、1ヵ月以上に渡り各地で熱戦が繰り広げる。

 関東の大学春季リーグ戦の結果は、優勝が筑波大学、準優勝が日本大学、3位が日本体育大学、4位が青山学院大学という結果に。東日本インカレでは優勝が日本体育大学、準優勝が青山学院大学、3位が筑波大学、4位が日本大学となった。

 なんといっても注目なのは筑波大学だ。どのプレーも非常にレベルが高く、現在関東の先頭を走っていると言える。東日本インカレでは4年生の数名が教育実習などの関係で試合に出られない中でも、3位という成績を残している。誰が出場してもレベルの高い筑波大学はこの秋季リーグでも注目の存在だ。

 また、青山学院大学も非常に勢いのあるチームだ。それぞれ順位は入れ替わっているが、春季リーグ戦でのベスト4と東日本インカレでのベスト4に入ったこの4校が上位に進出する可能性が非常に高い。白熱したレベルの高い試合が予想される。

 さらに、今季から一部にスピード昇格してきた明海大学がどこまで食らい付いていけるのか、台風の目となるのかも注目だ。

 そして、関西大学リーグの注目は、西日本インカレ3連覇中の龍谷大学だ。龍谷大学は安定したサーブレシーブからのテンポの速い攻撃コンビバレーが持ち味のチーム。ミドルのブロードやクイックを中心としたテンポの速い攻撃とサイドの攻撃力の高さは関西トップだ。春季リーグでは優勝を逃したが、ここぞという時の勝負強さで、関西王者の座を奪還できるのか注目していきたいところだ。

 もう1校は西日本インカレで惜しくも龍谷大学に敗れた神戸親和大学だ。神戸親和大学は2024春季関西リーグ戦優勝と西日本インカレ準優勝と、全日本インカレでも安定した力があり上位に食い込んでくるチームだ。春季リーグ戦では関西大学にフルセットの末に敗れ、迎えた最終戦で龍谷大学に勝てば逆転での優勝が決まる中、見事にストレートで龍谷大学を破り王座奪還を手にした。

 神戸親和大学の持ち味はなんと言ってもコートにボールが落ちない守備力だ。コート内でのハードワークとレシーブのコントロールは関西で一番といっても過言ではない。今年の龍谷大学と神戸親和大学の対戦成績は1勝1敗。攻撃力の龍谷大学、守りの神戸親和大学、果たして秋季リーグ戦はどうなるだろうか。今の関西ではこの2校が先頭に立っているが、春季リーグで唯一神戸親和大学から勝利を取った関西大学の存在も侮れない。さらに帝塚山大学、京都産業大学が追いかけるという構図に。目が離せない戦いが盛り沢山だ。

■関東大学リーグ戦試合日程・会場
9月7日(土)、8日(日)青山学院大学 記念館 ※開会式あり
9月14日(土)、15日(日)キッコーマンアリーナ
9月21日(土)、22日(日) 青山学院大学 相模原キャンパス
9月28日(土)、29日(日) 青山学院大学 記念館
10月5日(土) Aコート 国士舘大学多摩キャンパス Bコート 日本体育大学世田谷キャンパス
10月12日(土)、13日(日)小田原アリーナ

■関西大学リーグ戦試合日程・会場
9月7日(土)、8日(日)神戸親和大学親和アリーナ
9月14日(土)、15日(日)京都産業大学総合体育館
9月21日(土)、22日(日)龍谷大学深草キャンパス
9月29日(日)園田学園女子大学
10月12日(土)、13日(日)大阪国際大学松下町校地
10月19日(土)龍谷大学深草キャンパス
10月20日(日)神戸親和大学親和アリーナ

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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