[写真]=Volleyball World

 5日、フランス代表のアウトサイドヒッター(OH)のイアルバン・ヌガペト(33)とオポジット(OP)のジャン・パトリ(27)が揃ってインドネシアのジャカルタ バヤンカラ プレシシでプレーすることが決まった。クラブ公式インスタグラムが伝えている。

 ヌガペトは東京オリンピック(五輪)、パリ五輪とフランスの連覇に貢献し、そして自らも2大会連続でMVPを受賞。多彩でトリッキーなプレーが魅力で、日本代表の石川祐希が初めての海外挑戦をした2014年のモデナでのチームメイトでもあった。様々な国のクラブチームを転々とし、昨シーズンはトルコリーグでプレーをしていた。

 パトリについても、東京とパリで2大会連続で五輪に出場し、フランス代表には欠かせない選手となっている。高い打点からの攻撃的なスパイクが持ち味で、こちらも2020年からの3年間はミラノで石川とチームメイトとなり奮闘した。昨シーズンはポーランドリーグでプレーしていた。

 そんな二人だが、インドネシアでプレーすることになるようだ。ジャカルタ バヤンカラ プレシシは2022年に設立された新しいチームで、昨シーズンはプロリーガで優勝を果たしており、9月8日(日)から開催される2024アジア男子バレーボールクラブ選手権大会に出場する。その出場メンバーの中に二人の名前が入っていた。(※同大会に日本からはウルフドッグス名古屋が出場予定だったが、開催地イラン全土の危険レベルが3に引き上げられたことにより参加辞退となった)

 契約期間などは正式に発表されていないものの、まずは数日後に迫ったアジアクラブ選手権でパリ五輪のチャンピオン二人を補強したチームがどんな戦いを見せてくれるのか、目が離せない。