6日(土)に2025バレーボール女子世界選手権(世界バレー)の準決勝が行われ、バレーボール女子日本代表が女子トルコ代表と対戦した。
今大会のラウンド16のタイ戦をストレート勝利、準々決勝のオランダ戦ではフルセットを制して15年ぶりに準決勝進出を決めた、現時点でFIVB世界ランキング5位の女子日本代表。迎え撃つのは、準決勝で女子アメリカ代表をセットカウント3-1で下して勝ち進んだ、FIVB世界ランキング4位の強豪女子トルコ代表だ。
日本はアウトサイドヒッターに石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子、ミドルブロッカーに島村春世と宮部藍梨、セッターに関菜々巳、リベロに小島満菜美をスタメンに起用し、準々決勝と同じメンバーで臨んだ。
第1セット序盤は互いに点を取り合い、競る試合展開となる。緩急をつけた攻撃を決めながら僅かに日本が先行し、トルコのスパイクミスも出て14-11と3点のリードを得る。中盤もサーブで攻めた日本がラリーを制す場面が増え、点差を離しにかかる。終盤も、リリーフサーバーで出た山田二千華の好サーブでブレイクに貢献すると、着実に得点を重ねて25-16でまず日本がセットを先取する。
第2セット序盤、日本はエースのメリッサ・バルガスをシャットし好スタートを切るが、トルコのサーブ&ブロックに捕まりリードを許す。最大5点差をつけられていた日本はじりじりと追い上げていくが、勢いに乗るトルコの攻撃をなかなか止められず、その背中を掴めない。終盤もサーブレシーブを乱されると高いトルコに有利な試合展開となり、17-25で日本がセットを落とし勝負は振り出しに戻る。
第3セットはトルコが先行する入りとなる。序盤につけられた点差を追いかける日本だったが、自分たちのリズムをなかなか掴み切れず、11-17と大きく点差を離されてしまう。日本は選手交代で何とか流れを手繰り寄せようと奮闘するが、終盤に追い上げを見せた日本だったが、離された点差に苦しみ18-25でセットを落として後がなくなる。
大事な第4セットは拮抗した試合展開に。互いに譲らず点の取り合いのシーソーゲームになる中、中盤にラリーを制した日本が16-14と2点のリードを得る。その点差を保って終盤に入り、日本は和田のサービスエース、直後にもサーブで崩してブレイクに成功。しかしトルコが土壇場で追い上げを見せて、デュースにもつれ込む。トルコにブレイクを許して先行される中、最後はスパイクがアウトになり25-27でこのセットを落とし、セットカウント1-3で敗戦した。
強豪トルコ相手にあと一歩のところで力及ばず敗戦した女子日本代表は、47年振りとなる決勝進出は叶わず。メダルをかけて3位決定戦にまわることとなった。
■試合結果
日本 1-3 トルコ
第1セット 25-16
第2セット 17-25
第3セット 18-25
第4セット 25-27