[写真]=兼子愼一郎

 6日(土)、LaLa arena TOKYO-BAYで「エムットマッチ2025 Powered by MUFGバレーボール男子世界選手権壮行試合」が行われ、男子日本代表は男子イタリア代表にセットカウント2-3(25-23、18-25、22-25、25-21、12-15)で敗れた。

 強豪イタリアに敗れたものの、第4セット以降は大きくメンバーを入れ替えた中で控え組を中心に良いバレーを展開。第5セットは落としたものの、主力を出してきたイタリアからセットも奪った。

 その第4セットの途中から途中出場し、コート内の空気を一新したのがアウトサイドヒッターの大塚達宣だった。

 大塚は「僕が入って点を取ったらどんどん勢いが出る時は一番良い時なので、そこができたらいいなと思って」とコートに入る時の心境を明かす。結果的に第4セットを取れたことについても「そういう流れのきっかけを作れたらいい」と喜んだ。

 またその第4セット以降に大塚とともに躍動したのがオポジットの西山大翔だ。大塚は「僕が入って、どんどん彼もいい表情になって走り回ってどんどんスパイク決め出した。僕が入ることでそうやって周りの選手にいい効果が出たことは良かったと思いますし、それが自分だからできる部分ではあると思う」と、自身の役割について語った。

 日本にとって、7日(日)に行われるイタリア戦が世界選手権前最後の実戦となる。本大会の出場メンバー入りを目指す大塚だが、「あまりアピールチャンスとは思ってないですけど、まず自分のプレーを。今日は外から見ている時間が長くて、いろんなイメージは考えたので、機会があればそこを思い切ってトライしてみたいなと思っています。消極的にならなければはいいかなと僕は思っていて、トライすることが一番大事だと思うので、そこを頑張りたいなと思っています」と意気込んだ。

 7日のイタリア戦は13時45分に試合開始予定だ。

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VOLLEYBALL KING 編集部

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