15日(月)に2025バレーボール男子世界選手権(世界バレー)の予選ラウンド2戦目が行われ、バレーボール男子日本代表が男子カナダ代表と対戦した。
予選ラウンドでプールGに振り分けられた日本は、世界バレー初戦のトルコ戦でストレート負け。予選ラウンド突破に向けて負けられない2戦目、日本はFIVB世界ランキング9位のカナダ代表と対戦した。
日本はアウトサイドヒッター(OH)に髙橋藍と石川祐希、ミドルブロッカー(MB)に小野寺太志とエバデダン・ラリー、セッター(S)に大宅真樹、オポジット(OP)に宮浦健人、リベロに山本智大をスタメンで起用し、1戦目と同じ布陣で挑んだ。
第1セットのスタートは拮抗した展開になるも、先に前に出たのはカナダだった。さらに相手の2連続ブロックが日本に襲い掛かり、6-12と6点差をつけられる。広げられた点差を縮めたい日本は、宮浦の強烈なサービスエースでブレイクする。さらに中盤、途中交代で入ったOP西山大翔が相手スパイカーをブロック、髙橋がサービスエースを取って16-18と2点差に詰め寄る。しかし20点目以降の終盤、カナダにブレイクを許し再び点差をつけられた日本は、20-25でこのセットを落とす。
第2セット序盤は点の取り合いとなる中、石川の1枚ブロックが決まり僅かなリードを得た日本。しかしラリーに持ち込まれるとカナダに制され連続ポイントを献上し、瞬く間に10-12と逆転される。その後もカナダの勢いが止まらず、6連続ポイントで点差を広げられる。中盤もブロックのワンタッチから切り返され、なかなか一度で攻撃が決められない日本。対するカナダは、日本の指先を狙った巧みなブロックアウトで得点を重ねる。しかし、セットポイントを握られた場面で髙橋がサービスエース。直後、相手の2連続アタックラインフォルトで1点差まで追い上げるも、最後は日本のサーブがネット。23-25でセットを落とし、日本は後がなくなる。
重要な第3セット、Sを大宅から永露元稀に、OHを石川に変えて大塚達宣に、MBを小野寺から佐藤駿一郎に変更。そしてリベロは2セット目途中交代した小川智大がスタートからコートに立った。序盤は一進一退の攻防に。しかし中盤、日本の連続スパイクミスからカナダが5点をリードし、15-20の劣勢に。それでも終盤、強気なサーブでカナダを崩した日本が21-22と1点差まで追い上げる。しかし、そこからサイドアウトを着実に取ったカナダが25点目を取り、日本は1セットも奪えずストレートで敗戦という結果になった。
世界バレーの決勝ラウンド進出に向けて負けられない重要な一戦、日本はカナダ相手にストレートで敗戦。これで予選ラウンド2連敗となり、決勝ラウンド進出がなくなった。日本は次戦の予選ラウンド最終戦、9月17日(水)22:30からFIVB世界ランキング75位のリビア代表と対戦する。
■試合結果
日本 0-3 カナダ
第1セット 20-25
第2セット 23-25
第3セット 22-25