26日、国際バレーボール連盟(FIVB)は、バレーボール世界選手権(世界バレー)2027年女子大会、2029年男子大会の開催地が決定したことを発表した。FIVB公式サイトが伝えている。
国際バレーボール界最大の大会であり、男女共に開催国を含む32チームが出場し全64試合が行われる世界バレー。以前は4年に1度の開催だったが、2023年からは隔年開催となった。2025年の女子大会はタイで開催され、イタリア代表が公式戦36連覇を飾り閉幕。現在フィリピンで男子大会の決勝ラウンドが開催中だ。
そんな世界バレーの2027年女子大会が、アメリカとカナダで世界バレー史上初の共同開催となることが発表された。決勝ラウンドはカリフォルニア州アナハイムのホンダセンターとOCVIBEで開催されるとしている。なお、2027年男子大会はポーランドでの開催がすでに発表されている。
また、2年後の2029年に行われる男子世界選手権は、カタールの首都ドーハで開催されることも決定した。中東での開催はこちらも世界バレー史上初めてとなる。
開催国の決定に際しFIVB会長ファビオ・アゼベド氏のコメントは以下の通り。
「バレーボール世界選手権の今後の開催地として、アメリカ、カナダ、カタールという3つの素晴らしい国が決定したことを誇りに思います。アメリカとカナダは2027年に女子大会を、カタールは2029年に男子大会を開催する予定です。選手、ファン、そしてグローバルバレーボールムーブメントに関わるすべての関係者にとって、忘れられない大会をお届けできると確信しています。 世界選手権を新たな地域で開催することは、バレーボールというスポーツを発展させ、協力、統合、平和、連帯という価値観を世界中でより広く共有するための重要な一歩です」
「私たちは開催国とのパートナーシップを深く重視しており、2027年のアメリカ・カナダ大会、そして2029年のカタール大会が、私たちのモットーである『共に一つに』に全面的にコミットし、FIVBの戦略ビジョン2032に沿っていることを知っています。これは、彼らが単なる世界クラスの大会を開催するだけでなく、遺産を残し、地域社会に力を与え、大衆の参加を促すようなイベントを創造していることを意味します」