7日(火)、東京の有明アリーナにてQoo10 presents WORLD CHALLENGE SERIES 2025(WCS2025)の第1戦が行われ、日本のサントリーサンバーズ大阪とイタリアのペルージャが対戦した。
2024-25シーズンの大同生命SV.LEAGUE MEN王者に輝いたサントリーと、欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝チームであるペルージャの夢の対決が実現。ペルージャには、男子日本代表のキャプテンである石川祐希が所属している。
サントリーはアウトサイドヒッター(OH)に髙橋藍とイゴール・クリュカ、ミドルブロッカー(MB)に小野寺太志と柏田樹、セッター(S)に関田誠大、オポジット(OP)にドミトリー・ムセルスキー、リベロ(L)に小川智大をスタメンに起用。
一方のペルージャはOHに石川祐希とオレフ・プロトニツキー、MBにアグスティン・ロセルとセバスティアン・ソレ、Sにブライアン・アルギラゴス、OPにワシム・ベンタラ、Lにマッシモ・コラチをスタメンに起用した。
注目の第1セットは序盤、サントリーが関田の的を絞らせないトスワークから得点を重ね、リードを奪う。選手のチーム合流が遅れたが故か、バタつきの見られるペルージャは本来のプレーを発揮できず。中盤、攻守で安定感を見せるサントリーがダブルスコアまで点差を広げていく。しかし、徐々に落ち着きを取り戻し始めたペルージャは、プロトニツキーのサービスエースから勢い付いていく。終盤、得点を重ねたペルージャだったが、開いた差を縮めきれず。サントリーが第1セットを取り切る。
続く第2セットは拮抗した入りに。両チームともにサーブミスが目立ち、試合は膠着状態のまま中盤に入る。終盤まで一進一退の攻防が続く中、石川に2連続サービスエースが飛び出したペルージャは逆転に成功。掴んだ流れを離さないペルージャがリードを保ち、第2セットを制す。
第3セット、サントリーがクリュカに代えてOHデ・アルマス・アラインを、柏田に代えてMB佐藤謙次をスタートから投入。一方、ペルージャはプロトニツキーに代えてOHドノバン・ジャボロノクをスタートから起用した。このセットも序盤は競った展開となる。以降は両チームが持ち味を発揮し、激しい攻防が繰り広げられる。中盤、「ブロック・デビルズ」の愛称で知られるペルージャのブロックが、サントリーに襲い掛かる。ムセルスキーを中心に得点を重ね、粘りを見せたサントリーだがリードを奪えず。デュースにもつれ込んだ接戦の第3セットは、ペルージャが石川のサービスエースで締めくくった。
第4セットは序盤から見応え抜群のラリーが続く。リードを奪ったサントリーは関田に代えてS下川諒を投入する。しかし、ブロックポイントで追い上げるペルージャ。その後の中盤は、サーブ&ブロックで主導権を握るペルージャが点差を広げる。サントリーは攻撃を決め切れず、反撃のきっかけを掴めないまま終盤に入る。以降も流れは変わらず。ペルージャが第4セットを制し、セットカウント3-1で勝利した。
出だしこそバタつきが見られたものの、サーブ&ブロックで流れを掴んだペルージャが勝利を飾った。次戦、10月8日(水)19:00より有明アリーナにて第2戦が行われる。
■試合結果
サントリーサンバーズ大阪 1-3 ペルージャ(イタリア)
第1セット 25-20
第2セット 21-25
第3セット 24-26
第4セット 21-25