10日(金)に大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第1節GAME1が行われ、大阪マーヴェラスとヴィクトリーナ姫路が、大阪MVのホームであるおおきにアリーナ舞洲にて対戦した。
世界最高峰リーグを目標に、昨シーズンより新たに誕生したSVリーグは2025-26シーズンで2年目を迎える。リーグのさらなるパワーアップを目指して各チーム、今シーズンはどんな熱い戦いを見せてくれるだろうか。
新シーズンの幕開けとなった初戦、ホームの大阪MVはセッター(S)に東美奈、アウトサイドヒッター(OH)に林琴奈と宮部愛芽世、ミドルブロッカー(MB)に小川愛里奈と大山遼、オポジット(OP)にリセ・ファンヘッケ、リベロ(L)に西崎愛菜をスタメンに起用。
対するアウェーの姫路はSに櫻井美樹、OHに野中瑠衣とカミーラ・ミンガルディ、MBに佐々木千紘と伊藤麻緒、OPに田中咲希、Lに福留慧美という布陣で臨んだ。
第1セット、スタートからの野中の好サーブが光り大阪MVの守備を崩して姫路が先行する。さらに姫路は大阪MVの攻撃を簡単に決めさせず、ブレイクに繋げて2-8と大きなリードを得る。なかなか点差を詰められない中、大阪MVはサーブで狙われていた宮部に代えて、キャプテンの田中瑞稀を投入。その後に4連続ポイントを得た大阪MVが11-14と3点差まで追いつく。しかし中盤から終盤にかけて、ブロックタッチとディグの好守備から切り返して要所でブレイクを成功させる姫路の勢いは止まらず、19-25でまずはセットを先取する。
続く第2セットは、1セット目とは逆の展開に。序盤は大阪MVが林の攻撃を中心として連続ポイントを奪って7-3と先行する。どちらのチームも良いブロックタッチとポジショニングで相手の攻撃を簡単には決めさせず、長いラリーになる場面も増える。中盤から終盤にかけてはサイドアウトの応酬が続いていたが、小川のサービスエースが決まって大阪MVが20点台にのせる。このセットは序盤に奪ったリードを維持して、姫路に流れを渡さなかった大阪MVが25-21で取り返す。
注目の第3セットは大阪MVの3連続ポイントでスタート。序盤のブロックで姫路の攻撃をシャットする大阪MVが流れを掴むが、姫路も点差を離されまいと食らいつく。序盤から大阪MVを追いかけていた姫路だが、中盤に要所でブレイクを成功させ17-17の同点に追いつき、さらに直後のラリーを制してついに逆転する。そして20点にのせた大事な場面で姫路のチャレンジが成功し、19-21と2点差をつける。ここで勢いに乗った姫路はサーブでも大阪MVを崩してリードを広げ、21-25でセットを制して勝利に王手をかける。
後がなくなったホームの大阪MVだが、第4セットのスタートは姫路が先行して1-6とリードを奪われる。点差を縮めたい大阪MVに対し、ラリーとなった場面で着実に点を取り切る姫路が試合を優位に進め、中盤も7-15と点差を広げていく。焦る大阪MVは守備が乱れてスパイクミスも出始め、さらに連続で攻撃をシャットされ10点差をつけられる。序盤から終盤まで大阪MVを圧倒した姫路が大差をつけて10-25でこのセットを取り、セットカウント1-3で勝利を飾った。
いよいよ開幕したSVリーグ女子。大阪MVと姫路の開幕戦GAME1は、昨季女王の大阪MVに攻撃を簡単に決めさせなかった姫路が制した。次のGAME2は11日(土)に同じくおおきにアリーナ舞洲にて15:05から試合開始だ。
■試合結果
大阪マーヴェラス 1-3 ヴィクトリーナ姫路
第1セット 19-25
第2セット 25-21
第3セット 21-25
第4セット 10-25