大同生命SV.LEAGUE WOMENの第1節GAME1が11日(土)に行われ、リプロ武道館にて埼玉上尾メディックスとPFUブルーキャッツ石川かほくが対戦した。
世界最高峰リーグを目標に、昨シーズンより新たに誕生したSVリーグは2025-26シーズンで2年目を迎える。リーグのさらなるパワーアップを目指して各チーム、今シーズンはどんな熱い戦いを見せてくれるだろうか。
埼玉上尾はアウトサイドヒッター(OH)に内瀬戸真実とオクム大庭冬美ハウィ、ミドルブロッカー(MB)に山中宏予と入澤まい、セッター(S)に岩崎こよみ、オポジット(OP)に黒後愛、リベロ(L)に岩澤実育をスタメンに起用。
対するPFUは、OHに川添美優と上村杏菜、MBに細沼綾とタットダオ・ヌクジャン、Sに松井珠己、OPにバルデス・メリーサ、Lに舩田璃々香をスタメンに起用した。
第1セットはPFUが先にブレイクし5-2とリードを奪う入りとなった。それでも埼玉上尾は直後に5-5と同点に追いつきその後は互いに点を取り合う展開となった。大きな点差が生まれずに進んでいくセットとなったが、先に20点台に乗せたPFUが21-19と2点をリードし、埼玉上尾にタイムアウトを取らせた。タイムアウト明け、オクム大庭のミスが続きPFUはさらにリードを広げることに。最後はダイレクトボールへのブロックで得点し、25-21でPFUが第1セットを先取した。
第2セットも先にリードを奪ったのはPFUとなったが、すぐに取り返し埼玉上尾が逆に点差を広げる展開に。10-6と一時4点差とすると、その後もオクム大庭の力強いスパイクや内瀬戸のサービスエースなどで順調に得点を重ね、流れは完全に埼玉上尾へ。20-13と大幅にリードして20点台へ乗せた埼玉上尾だったが、PFUも徐々に点差を縮め、22-20と2点差にした。終盤で競ることとなったこのセットだったが、最後は黒後のスパイクが決まり25-21で埼玉上尾がこのセットを取り返した。
第3セットは8-4と埼玉上尾が4点差をつける入りとなった。追いかけるPFUは上村とバルデスを中心に得点を重ねると、11-11で同点に追いつくことに成功。その直後にチャレンジが成功したPFUは13-12と一歩前に出ると、川添のブロックポイント、埼玉上尾のミス、バルデスのアタックと連続得点で3点をリードした。終盤にかけて埼玉上尾も粘りを見せたが、最後はオクム大庭のスパイクがブロックに阻まれ、25-21でPFUがこのセットを奪った。
続く第4セットはあとがない埼玉上尾と、このセットを取り切り勝利したいPFUの戦いとなり序盤から一進一退の攻防となった。中盤に入るまで点差のつかない戦いとなったがその展開を先に抜け出したのは17-16の場面でチャレンジに成功した埼玉上尾だった。入澤がサーブに回りブレイクすると、20点目はサービスエースで奪いそのリードを広げた。終盤までリードを守り切った埼玉上尾は黒後がダイレクトで25点目を奪い、勝負の行方は最終セットへと持ち越された。
最終第5セットも互いに譲らない試合展開となったが、8-6とわずかに埼玉上尾がリードしてコートチェンジを迎えることとなった。追いかけるPFUはバルデスにトスを集め点差を縮めようとするも力及ばず、最後は入澤のスパイクが決まり25点目を奪われ、15-11で埼玉上尾がこのセットを取り切り勝利とした。
フルセットに及ぶ白熱した戦いとなったが、ホームの声援を受けて戦い抜いた埼玉上尾が勝利する結果となった開幕戦。GAME2は12日(日)に同じくリプロ武道館で、13:05より行われる。
■試合結果
埼玉上尾 3-2 PFU
第1セット 21-25
第2セット 25-21
第3セット 21-25
第4セット 25-21
第5セット 15-11