大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第2節GAME1が18日(土)に行われ、上尾運動公園体育館にて埼玉上尾メディックスとKUROBEアクアフェアリーズが対戦した。
10月10日(金)から12日(日)にかけて行われた開幕節。埼玉上尾はPFUブルーキャッツ石川かほくに、KUROBEは岡山シーガルズにそれぞれ2連勝しており、勝利数が2で並ぶチームの対戦となった。
埼玉上尾はアウトサイドヒッター(OH)に内瀬戸真実とオクム大庭冬美ハウィ、ミドルブロッカー(MB)に山中宏予と入澤まい、セッター(S)に岩崎こよみ、オポジット(OP)に黒後愛、リベロ(L)に岩澤実育をスタメンに起用。
対するKUROBEは、OHに金田莉実とレーナ・シュティグロート、MBに山口真季とアイリス・ショールテン、Sに安田美南、OPに畑葵、Lに浦山絢妃をスタメンに起用した。
第1セット、両チームともに連続得点を奪い一歩前に出る場面も見られたが、リードを許したチームもすぐに取り返し、序盤は互いに点を取り合う展開となった。点差が付かないまま中盤へと入ったこのセットだったが、埼玉上尾が15点から4連続得点を奪いリードを作った。追いかけるKUROBEはアイリスのサービスエース、レーナのスパイクと外国籍選手を中心に得点を重ね同点に追いつき終盤までどちらの流れになるか分からない戦いとなるも、最後はオクム大庭のスパイクが決まり25-23で埼玉上尾が第1セットを先取した。
第2セットはKUROBEがリードを奪う入りとなった。7-2と5点をリードしたKUROBEは、その後もアイリスのサービスエースや畑のスパイクなどでそのリードを保ちながら試合を進めた。埼玉上尾はどうにか点差を縮めようと攻撃を展開するも、畑がサーブに回った場面で連続得点に成功したKUROBEが先に20点台へと乗せた。終盤に追い上げを見せた埼玉上尾だったが、振り切ったKUROBEがこのセットを取り切った。
第3セット序盤は埼玉上尾にミスが見られ、KUROBEが前に出る形となった。追いかける展開となった埼玉上尾は2枚替えで鎌田咲希とイザベラ・マリア・ラパズをコートに送り込み流れに乗ると、16-16で同点に追いつく。そのまま埼玉上尾の流れになるかと思われたが、KUROBEもそうはさせない。アイリスのサービスエースやフェイントを使った攻撃で再び相手を突き放すと、最後はオクム大庭のスパイクがアウトになりKUROBEがこのセットを奪った。
第3セットの勢いそのまま、第4セットもKUROBEがリードを奪う立ち上がりとなった。あとがない埼玉上尾はこのセットからコートに入った濱松明日香を含めたミドル攻撃を織り交ぜながら得点を重ねるも、KUROBEは粘り強い守備から攻撃につなげ点差を縮めさせない。それでも終盤追い上げを見せ、21-21と同点に追いついた埼玉上尾は、内瀬戸のスパイクで22点目を奪い逆転に成功。デュースにもつれ込み終盤まで流れの読めないセットとなったが、最後は2連続のブロックポイントで埼玉上尾がこのセットを制し、フルセットの戦いとなった。
最終第5セットは6-2とKUROBEが大幅にリードする入りとなった。このままKUROBEがリズムを掴み試合を進めるかと思われたが、ホームの声援を受けた埼玉上尾も気持ちのこもったプレーを見せ、徐々に追い上げを見せた。コートチェンジ後8-8で同点に追いついた埼玉上尾は最後までKUROBEに食らいついたが、最後はブロックポイントを決めたKUROBEが15点目を奪い、この試合に勝利した。
フルセットまでもつれ込んだこの試合は最後までどちらが勝利するか分からない戦いとなったが、最後はKUROBEが取り切りGAME1で白星をあげる結果となった。GAME2は同じく上尾運動公園体育館にて13:05より行われる。
■試合結果
埼玉上尾 2-3 KUROBE
第1セット 25-23
第2セット 20-25
第3セット 20-25
第4セット 28-26
第5セット 13-15