大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第3節GAME1が24日(金)に行われ、東急ドレッセとどろきアリーナにてNECレッドロケッツ川崎と大阪マーヴェラスが対戦した。
昨季のSVリーグ女子チャンピオンシップファイナリストが、第3節で早くも激突。ホームのNEC川崎はこれまでの全4試合をストレート勝利で飾り、首位を走っている。一方の大阪MVは2勝2敗の暫定7位につけている。
NEC川崎はアウトサイドヒッター(OH)に佐藤淑乃とジョバンナ・ミラナ・ デイ、ミドルブロッカー(MB)に山田二千華と甲萌香、セッター(S)に中川つかさ、オポジット(OP)にシルビア・チネロ・ヌワカロール、リベロ(L)に大工園彩夏をスタメンに起用。
対する大阪MVはOHに志摩美古都と田中瑞稀、MBにサマンサ・アリシア・フランシスと成瀬ももか、Sに塩出仁美、OPにリセ・ファンヘッケ、Lに西崎愛菜をスタメンに起用した。
第1セットは競った入りとなる。ブロックポイントで逆転に成功したNEC川崎は9-6とリードを広げる。中盤は互いに譲らず、拮抗した展開に。20点以降も一進一退の攻防が続く中、リードをキープしたNEC川崎が接戦の第1セットを制す。
続く第2セット、序盤は大阪MVが先行する。粘り強い繋ぎから得点する大阪MVは2枚替えも駆使し、その差を維持。しかし、ブロックポイントで16-16の同点に追いついたNEC川崎は、以降にリードを奪い、先に20点に乗せる。互いに点を取り合う中、最後は大阪MVにミスが生まれ、このセットも25-23でNEC川崎が取り切る。
大阪MVにとっては2セットダウンで後がない第3セット。序盤に先行した大阪MVは、ブロックポイントで流れを掴む。その後、14-8まで点差を広げた大阪MVは、ファンヘッケの強烈なサービスエースで17-10までリードを広げる。しかしNEC川崎も食らいつき、終盤にかけてその差をじわじわと縮める。終盤は、両チームにサービスエースが飛び出すなど見ごたえのある展開となったが、大阪MVが25-21でセットを取る。
第4セットも大阪MVが5-1とリードする。ファンヘッケのサービスエースから流れを掴んだ大阪MVは6点差までリードを広げる。一方、焦りからかNEC川崎にはバタつきも。中盤も流れは変わらず。リリーフサーバーで入ったL目黒優佳の活躍もあり、大阪MVが21-13と大きく点差を広げる。NEC川崎の攻撃に対応し、トランジションから得点を重ねた大阪MVは25-17で第4セットを制す。試合はフルセットにもつれ込む。
運命の第5セットはサイドアウトの応酬に。中盤、ホームの大声援を受けるNEC川崎がリードを奪う。NEC川崎の2点リードでコートチェンジをすると、その後も勢いの増すNEC川崎。ブレイクに成功し、点差を広げる。しかし、意地を見せる大阪MVは田中のサービスエースや成瀬の1枚ブロックで1点差まで詰め寄る。逆転を許さなかったNEC川崎が第5セットを取り、勝利を飾った。
相手に流れを奪われるシーンもあったが、勝負所で力を発揮したNEC川崎がフルセットの激闘を制した。次戦のGAME2は25日(土)に同じくNEC川崎のホームで行われる。
■試合結果
NECレッドロケッツ川崎 3-2 大阪マーヴェラス
第1セット 25-23
第2セット 25-23
第3セット 21-25
第4セット 17-25
第5セット 15-13




