10月27日(月)にセリエA男子の第2節が行われ、男子日本代表でアウトサイドヒッター(OH)の大塚達宣が所属するミラノがアウェーでピアチェンツァと対戦した。
開幕戦ではモデナと対戦しフルセットの激闘を制したミラノ。スタメン出場を果たして12得点をマークし、ファン投票で選出されるMVPにも輝いた大塚が所属するミラノの開幕第2戦。
大塚は開幕戦に続きスタメン出場を果たした。第1セットの出だしから大塚は、二段トスをライト側へ繋ぎ得点に結びつけ早々に流れを呼び込んだかに見えたが、中盤までは一進一退の攻防となった。15-17とリードを許した場面で大塚のパイプ攻撃がブロックされ3点差が開くも、粘りをみせたミラノが追いつき、デュースへともつれ込む。ミラノはセットポイントを掴んだ場面もあったが、最後はピアチェンツァに押し切られ1セット目を落とした。
第2セットもスタートから大塚はコートに立った。序盤からミラノがブロックポイントを奪い、ベルギー代表のオポジットでもあるフェレ・レガースや、昨季東レアローズ静岡で活躍を見せたOHのフランチェスコ・レチネが気持ちよくスパイクを決め得点を重ねるなどして終始リードを保ったミラノ。このセットはレガースが2連続でサービスエースを決めて奪い返した。
第3セットはピアチェンツァがリードする展開となった。苦しい場面で幾度となく大塚にボールを託されるが執拗なブロックに苦しみ、なかなかポイントを奪えない。ミラノは何とか攻撃に繋げ得点するもブレイクが奪えず、点差が開き悪い流れを打開できないまま3セット目を落とした。
ミラノにとって後がない第4セット、出だしからOPのレガースがブロックされるなど、ピアチェンツァに3-7とリードを許したが、大塚が緩急をつけた攻撃で連続で得点し1点差まで詰め寄る。しかし相手の多彩な攻撃と、粘り強い守備に苦しんで追い上げることができず、ピアチェンツァが勢いそのままに4セット目も奪い、セットカウント1-3でミラノは敗北を喫した。
大塚はスタメン出場を果たし、10得点をあげたがチームは開幕2連勝とはならなかった。次戦ミラノは31日(金)の4:30からアウェーでヴェローナと対戦する。
■試合結果
ミラノ 1-3 ピアチェンツァ
第1セット 26-28
第2セット 25-14
第3セット 17-25
第4セット 18-25




