[写真]=金田慎平

 国際バレーボール連盟(FIVB)は28日(火)、世界クラブ選手権2025の開催地を発表した。

 女子は12月8日(月)~14日(日)、男子は12月15日(月)~21日(日)の日程で開催が予定されている世界クラブ選手権。その開催地が女子はブラジルのサンパウロ、男子は同じくブラジルのベレンに決定したことが発表された。なお、今大会はセリエA男女の試合に加えてそのほかの海外リーグの配信も行っている「Volleyball TV」でのライブ配信が予定されている。

 5大陸の各王者と開催国王者、さらに主催者推薦のワイルドカード2チームを加えた計8チームが出場するこの大会は、4チームずつの2グループに分け総当たり戦を戦い、その結果上位2チームが決勝トーナメントに進出し、ノックアウト方式でクラブ世界一を争う。トーナメント初戦はA組1位とB組2位が第1試合を、A組2位とB組1位が第2試合を戦い、負けると3位決定戦へ、勝てば決勝戦へ進む形となっている。

 女子の出場チームは、現時点でオザスコ(ブラジル)、ザマレク(エジプト)、ジェティス(カザフスタン)、アリアンサ・リマ(ペルー)、プライア・クルーベ(ブラジル)、スカンディッチ(イタリア)、コネリアーノ(イタリア)の7クラブが発表されており、残りの1クラブは後日発表される。

 一方の男子は8チームすべてが発表。ヴォレイ・レナータ(ブラジル)、スウェリー(リビア)、大阪ブルテオン(日本)、アル・ラーヤン(カタール)、プライア・クルーベ(ブラジル)、クルゼイロ(ブラジル)、ザビエルチェ(ポーランド)、ペルージャ(イタリア)が出場予定となっている。

 今回の決定に伴いFIVBのファビオ・アゼベド会長はコメントしている。

「世界クラブ選手権は、世界最高のクラブを決定するだけでなく、次世代の選手やファンを鼓舞する大会だ。ブラジルや世界中のファンに、現地での観戦や生配信を通じて、トップクラブやアスリートの活躍を目にする機会を提供することで、私たちは新たな世代にこのスポーツへの関心を持ち続けてもらうよう働きかけ続けています」