[写真]=Lega Pallavolo

 3日(月)にセリエA男子の第4節が行われ、日本代表のアウトサイドヒッター(OH)大塚達宣が所属するミラノはホームでモンツァと対戦した。

 開幕戦は勝利したものの、続く第2節と3節は黒星を喫して2連敗としていたミラノは、ここまで同じく1勝2敗の成績のモンツァと互いに2勝目をかけて戦った。

 第1セット、大塚はスタメン起用でコートに立つ。序盤、珍しく大塚が連続でサーブレシーブで崩されリードされるが、ミラノは離された直後に連続ポイントを奪いながら食らいついていく。しかし終盤に差し掛かろうとする16-16のところで、モンツァが3連続ポイントを奪ってリードするとそこからミラノはブレイクが取れず。サイドアウトを確実に取り切ったモンツァが25点目を取り、ミラノはセットを落とす。

 続く第2セット、スタートは拮抗した展開となるが、要所でブレイクしてリードを得たのはミラノ。流れに乗ったミラノは中盤以降、相手にブレイクを与えず、徐々に点差を離して優位に試合を進める。大塚のスパイクポイントで24点目を取ると、ミラノは25-19という点差をつけてセットを取り返す。

 第3セットは中盤まで一進一退の攻防が続くが、15-15の場面からミラノが勢いに乗り少しずつ点差を広げていく。大塚も大事なポイントで確実に得点を重ねる。20点以降、ブロックで相手の攻撃を阻み、ブレイクしたミラノが25-21でセットを取り、勝利に王手をかける。

 注目の第4セットは白熱したシーソーゲームに。モンツァが先に20点台にのせるも、ミラノは3点ビハインドのところから大塚のブロックポイントを含む3連続ポイントで23-23と同点に追いつく。さらに、25-25のシーンから2連続得点を奪ったミラノがマッチポイントを握ると、最後はキャプテンでオポジットのフェレ・レガースがサービスエースを決め、28-26でこのセットを制して逆転勝利を収めた。

 今試合に勝利したミラノは、開幕戦ぶりに勝利を手にした。大塚はすべてのセットでスタメン起用され、時にはなかなか一度で攻撃が決まらず苦しむ場面もあったが、同じOHのチームメイトであるフランチェスコ・レチネと並び、チーム2番目タイとなる11得点をマークした。

 次戦の第5節、ミラノは16日(日)2:00よりアウェーでパドヴァとの対戦が控えている。

■試合結果

ミラノ 3-1 モンツァ

第1セット 22-25
第2セット 25-19
第3セット 25-21
第4セット 28-26