[写真]=Volleyball World

 女子日本代表でミドルブロッカーの島村春世は、今季は韓国Vリーグ女子のペッパー貯蓄銀行AIペッパーズでプレーをしている。

 島村は、昨季まで15シーズンにわたり在籍したNECレッドロケッツ川崎を退団。2025年4月に今季の韓国Vリーグ女子のアジア枠トライアウト&ドラフトに参加し落選していたが、ケガにより今季の試合出場が困難になった外国籍選手に代わってペッパー貯蓄銀行AIペッパーズに入団することが決定し、9月よりチームに合流。10月に韓国Vリーグ女子2025-26シーズンが開幕していた。

 2021-2022シーズンに韓国Vリーグ女子へ参入して以来、現在まで4季連続最下位の成績で終わっていたペッパー貯蓄銀行AIペッパーズだが、今季はシーズン序盤から勢いがある。開幕戦に勝利し、2戦目は敗戦したものの、そこから3連勝を収め、なんとこの3連勝はクラブ最多連勝記録とのこと。現時点では6戦を終え、4勝2敗と7チーム中2位に位置している。

 そして初の海外挑戦となった島村だが、現時点での総合得点ランキングでは86得点をあげ10位にランクイン。これはチームの最多得点数であり、ミドルブロッカーとしては1位に君臨している。また、ブロックにフォーカスすると、1セットあたりの平均が0.74で、現時点で4位の数字だ。

 今季のペッパー貯蓄銀行AIペッパーズの躍進は、島村の存在が大きいとクラブは語っている。チームメイトからの信頼も厚く、スパイクの決定力、ブロック得点でもチームを支えている島村。万年最下位だったチームが、今季はどこまで勝利を重ねることができるか、そして韓国Vリーグでも大黒柱として活躍する島村に、今後も注目していきたい。