[写真]=CEV

 27日(木)、女子チャンピオンズリーグ(WCL)のリーグラウンド第1節が行われた。

 ヨーロッパの各国リーグにおける上位チームが集うWCL。リーグラウンドはグループAからEまでの5グループに各4チームに振り分けられ、ホームアンドアウェイ方式の2回総当りで争う。各組で2位になったチームの他、各組の3位チームから最上位となる1チームがプレーオフに出場。その勝者が各組の1位チームが待つ準々決勝へと駒を進めていく。

 2025-26シーズンのWCLには、セリエA女子でプレーする石川真佑所属のノヴァーラと、ブンデスリーガ女子でプレーする秋本美空所属のドレスナーSCも出場中。ノヴァーラはプールB、ドレスナーはプールDに分けられている。

 リーグラウンドの1stレグで、ドレスナーはポーランドのLKSウッチとアウェーで対戦した。第1セット、秋本はスタートからコートに立った。序盤は相手に一歩リードを許したドレスナーだが、11-11で同点に追いつくと、その後は形勢逆転。18-12までリードを広げる。しかし、粘るウッチが6連続得点で一気に18-18の同点とする。終盤は一進一退の攻防が続いた中、ドレスナーがデュースの末に第1セットを取り切った。

 続く第2セットは競った入りとなる。中盤に連続得点で抜け出したドレスナーは、5点差まで相手を引き離す。以降も流れは変わらず、第2セットもドレスナーが制す。

 第3セットは2セットダウンで後がないウッチが反撃を開始。序盤にリードを奪うと、徐々にその差を広げていく。ウッチの勢いに飲まれたドレスナーは第3セットを落とす。

 第4セットも勢いの衰えないウッチが先行する入りに。食らいつくドレスナーは点差を詰め寄るも、なかなか主導権を握ることができない。しかし18-18で同点に追いつくと、以降は拮抗した展開となった。接戦の第4セットを25-23で取ったドレスナーは、セットカウント3-1で勝利を飾った。

 第3セットこそ失ったドレスナーだが、勝負所で力を発揮しWCLで好発進を切った。秋本はブロック3本、サービスエース1本を含む17得点を獲得。チームの勝利に貢献した。

 次戦のリーグラウンド2ndレグ、ドレスナーは12月3日(水)3:00より2大会連続優勝中のセリエA女子のコネリアーノと対戦する。

■試合結果
ドレスナーSC(ドイツ)3-1 LKSウッチ(ポーランド)
第1セット 26-24
第2セット 25-20
第3セット 17-25
第4セット 25-23