[写真]=CEV

 3日(水)、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)のリーグラウンド2ndレグが行われ、秋本美空が所属するブンデスリーガ女子(ドイツ女子1部)のドレスナーSCが、セリエAのコネリアーノとホームで対戦した。

 ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うWCL。リーグラウンドはグループAからEまでの5グループ各4チームに振り分けられ、ホームアンドアウェー方式の2回総当たりで争う。各組の2位となった全チームと3位チームの最上位1チームがプレーオフに出場し、その勝者が各組の1位チームが待つ準々決勝へと駒を進めていく。

 1stレグで白星発進したチーム同士だが、対戦相手のコネリアーノは大会2連覇中の女王。その大事な試合で、秋本は先発起用された。第1セットはスタートからコネリアーノがリードする。要所のブロックが決まり攻撃を阻むも、完全にペースはコネリアーノに。中盤から終盤にかけても大きく離された点差を巻き返すことができず、12-25の大差でドレスナーSCはセットを落とす。秋本もなかなかスパイクが決まらず、途中でベンチに下がることになったこのセットは5本打って0得点だった。

 続く第2セットも秋本はスタートからコートに立ち、チームは序盤から離されまいと食らいつく。しかし長いラリーをコネリアーノに制されると、そこから徐々に点差を離されていく。秋本は緩急をつけた攻撃で得点を重ね、チームは中盤に追い上げを見せるも、強豪・コネリアーノは簡単には崩れず。17-25でドレスナーSCはセットを連取され、後がなくなる。

 ここから巻き返したいドレスナーSCは第3セット、スタートこそリードを奪うものの、すぐに逆転され追いかける展開に。第2セットでは6得点をあげた秋本だったがこのセットでは調子が上がらないまま試合が進んだ。チームは選手交代を駆使してなんとか流れを掴もうと奮闘するが、力及ばず。このセットも17-25で落とし、ドレスナーSCはストレートでの敗北となった。

 今試合、秋本はすべてのセットで先発起用されるも、思うように攻撃が決まらずベンチに下がる場面も見られた。得点は2セット目に決めた6得点が試合を通しての合計得点となった。

 次戦の3rdレグは2026年1月8日(木)1:00より、アウェーでトルコのアンカラ・ゼレン・スポルと対戦する。

■試合結果

ドレスナーSC 0-3 コネリアーノ

第1セット 12-25
第2セット 17-25
第3セット 17-25