[写真]=坂口功将

 7日(日)に第72回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学女子選手権大会ミキプルーンスーパーカレッジバレー2025の3位決定戦が行われ、明海大学と筑波大学が対戦した。

 準決勝で東京⼥⼦体育⼤学に敗れて3位決定戦に回った明海大と、鹿屋体育大学に敗れて大会3連覇の夢が潰えた筑波大の一戦。明海大はキャプテンの堤亜里菜ら4年生中心のメンバー、一方の筑波大は阿部明音を欠く中、U21女子日本代表の大森咲愛ら1年生も二人起用した。

 その第1セット、完成度の高いバレーを展開する筑波大が先行するが、明海大もロングラリーを制するなど食らいつき、点差を離されない。ついに19-18でこのセット初めて明海大がリードを奪うが、そこからは両者譲らぬ展開に。デュースへと突入すると、最後は筑波大のブロックポイント。25-27で筑波大がセットを先取した。

 しかし続く第2セットは全く異なる展開に。0-1から明海大が7連続ポイントで7-1に。筑波大がタイムアウトを取って反撃に転じようとするも中々点差は縮まらず。明海大のセットポイントから筑波大の3連続得点で意地を見せるも追いつくことはできず、25-20でセットを終える。

 続く第3セットも序盤から明海大がリード。一時筑波大に追いつかれるも、中盤にかけて再び抜け出し、25-17と大差でセットを奪う。筑波大は2セット目に続きオフェンス面の精度に苦しんだ。

 第4セットの入りに成功したのは筑波大。だが明海大もすぐさま追いつくとそこから連続ポイントの嵐。4連続ポイント、2連続ポイント、4連続ポイントで17-9と一気に勝負を決める。そのまま25-17とこのセットも大差で奪って見事勝利。大学史上初の3位という成績を残した。

 多彩な攻撃を繰り広げる自分たちのバレーを展開した明海大。MIPにはキャプテンの堤が選ばれた。

■試合結果

明海大 3-1 筑波大

第1セット 25-27
第2セット 25-20
第3セット 25-17
第4セット 25-17

 

 

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VOLLEYBALL KING 編集部

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