8日(月)にセリエA男子の第10節が行われ、日本代表のアウトサイドヒッター(OH)大塚達宣が所属するミラノはホームでペルージャと対戦した。
前節でクーネオに3-1で勝利したミラノは今節、男子日本代表キャプテンでOHの石川祐希が所属するペルージャと対戦。なお、前節では左膝の検査のためベンチ外となっていた石川。今試合でベンチ入りはしたものの出場はなかった。
第1セット、大塚はスタメン起用された。序盤からペルージャが0-4と走り、流れを切りたいミラノは大塚がブロックアウトを奪いなんとか得点する。しかしペルージャの勢いは止まらず、ミラノの攻撃をブロックで阻み、さらに緩急つけた攻撃で優位に試合を展開。完全にペルージャのペースにのみこまれたミラノは、10-25という大差をつけられ1セット目を落とした。
続く第2セットの序盤は、ミラノがわずかにリードを保ちサイドアウトを奪い合う展開となった。大塚やオポジットのフェレ・レガースを軸としたサイドからの攻撃を仕掛けるミラノだったが、ペルージャの多彩な攻撃と高いブロックで連続失点し逆転を許す。そこから勢いに乗ったペルージャを止められず、ミラノは19-25でこのセットを落とし後がなくなる。
勝負の第3セットでは、大塚が連続でスパイクを叩き込みミラノが先行する出だしとなった。しかし、ペルージャのOHオレフ・プロトニツキーにサービスエースを奪われ流れが変わり始める。思うように攻撃が決まらず、守備で粘りたいミラノだったが10-16と点差を離され、サーブミスもあり先にペルージャに20点台にのせられる。ミドルブロッカーの攻撃も交えなんとか得点するミラノだったが、追い上げることが出来ず19-25でこの試合が終了し、ストレート負けを喫した。
大塚はスタメンフル出場を果たし8得点を獲得するも、チームはストレート負け。ミラノはこれで6勝4敗とし、順位を7位に落としている。一方のペルージャは勝ち星を増やし10勝2敗で首位をキープしている。
次戦の第11節、ミラノは15日(月)の02:00より5勝5敗で6位につけるチヴィタノーヴァと対戦する。なお、ペルージャは11日(木)の男子欧州チャンピオンズリーグ、16日(火)に開幕する世界クラブ選手権に参戦するため、前倒しで第11節と12節の試合は既に終えている。
■試合結果
ミラノ 0-3 ペルージャ
第1セット 10-25
第2セット 19-25
第3セット 19-25




