11日(木)、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグラウンド1stレグが行われ、石川祐希が所属するペルージャがチェコのリヴィ・プラハと対戦した。
ヨーロッパの各国トップリーグの上位チームが集う本大会。リーグラウンドではグループAからEまでの5グループ各4チームに振り分けられ、ホームアンドアウェー方式の2回総当りで争う。昨シーズン、クラブ初となる欧州CLを制覇したペルージャは2連覇を目指す。
左膝のコンディションが心配されていた石川だったが、今試合ではスタメン起用された。第1セット、拮抗した入りとなるが、セッターのシモーネ・ジャネッリがブロックを決め、ペルージャが先に抜け出した。序盤から中盤にかけてはペルージャがリードを維持するが、リヴィ・プラハも徐々に点差を詰めていく。ついに21-21の同点に追いつかれると、そこからブレイクを許して逆転される。なんとかデュースに持ち込んだペルージャだったが、最後はブロックに阻まれ、24-26でセットを落とした。
続く第2セット、スタートからペルージャが4連続ポイントで前に出る。その中で石川も鋭いインナーコースにスパイクを決める活躍を見せた。相手も追い上げを見せるが、中盤にペルージャのブロックポイントが牙をむき、再び点差を離しにかかる。終始リードを維持したペルージャ、最後は相手のサーブミスで25点目を取って試合を振り出しに戻す。第1セットではなかなか決まらなかった石川のスパイクも徐々に調子を上げて、このセットでは4得点を決めた。
第3セットも序盤からペルージャがリードする展開に。相手のスパイクに対して粘り強くブロックタッチを取って攻撃に繋げるペルージャが要所でブレイクを重ね点差を広げていく。流れを掴んだペルージャは自身のペースで試合を進め、相手を寄せ付けることなく25-18でこのセットを取り、勝利に王手をかけた。
第4セット、ここまで先発出場していた石川はベンチスタートとなった。序盤は点の取り合いとなるも、10-10の場面でメガラリーをブロックで仕留めたペルージャが勢いに乗り、ブレイクに成功。その後も点差を離しにかかり、17-11と6点差まで引き離すと、そこからはサイドアウトの取り合いとなり、最後は相手のサーブミスでゲームセット。ペルージャがセットカウント3-1で勝利を飾った。
石川は今試合、第1セットから第3セットまで先発起用されるが、決定率を思うように上げることができず途中でベンチに下がる場面もあり、得点は6得点に留まった。それでも12月に入って初の出場となる試合で、サーブレシーブはチーム2番目となる20を受け、守備で踏ん張る姿を見せた。
リーグラウンドの初戦をホームで白星発進したペルージャ。次戦の2ndレグは、2026年1月8日(木)2:30よりスペインのグアグアスとのアウェー戦に挑む。
■試合結果
ペルージャ(イタリア) 3-1 リヴィ・プラハ(チェコ)
第1セット 24-26
第2セット 25-18
第3セット 25-18
第4セット 25-19




