12日(金)、令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会のファイナルラウンド2回戦が東京体育館で行われ、鎮西高校(熊本・高校) とヴィアティン三重(三重・V)が対戦した。
全国高校総体、国民スポーツ大会の2冠を達成している鎮西と昨シーズンのVリーグ男子西地区王者で今シーズンもここまでリーグ首位のV三重がぶつかった一戦。鎮西にとっては11月に急逝した畑野久雄氏の後を引き継いだ宮迫竜司監督にとっての初の公式戦となる。
その第1セット、鎮西は高さとパワーのある相手に苦戦を強いられるが、相手のミスもあり接戦で序盤を終える。一ノ瀬漣や岩下将大を軸に攻撃を組み立てる鎮西高だが、簡単には決めさせてもらえず4点差をつけられる。最後まで善戦するが、22-25でこのセットを落とす。
続く第2セット、第1セットではあまりなかった鎮西の2連続ブロックポイントで幕を開ける。これで勢いに乗った鎮西はその後もブロックポイントを重ねてリードを広げていく。セットを通してミドルブロッカーの西原涼瑛のブロックと一ノ瀬の決定力が際立った鎮西は、そのまま25-18でセットを奪うことに成功する。
第3セットは競った展開となるが、やはり鎮西のブロックと一ノ瀬が止まらない。20-17で先に20点台に乗せると、一時1点差まで詰められるも最後は西原とともにブロックポイントを連発している大石秀のブロックが決まり、25-20でセットを連取する。
第4セットも鎮西ペースで試合が進む。一時6点リードを奪うが、中盤にV三重も反撃。17-15までその差を詰められる。それでも25-20で振り切った鎮西が、九州ブロックラウンドでのフラーゴラッド鹿児島戦に続き、Vリーグ勢相手に勝利を収めた。
3回戦へと駒を進めた鎮西は、13日(土)の12時より日本製鉄堺ブレイザーズ(大阪・SV)と対戦する。
■試合結果
鎮西高校 3-1 ヴィアティン三重
第1セット 22-25
第2セット 25-18
第3セット 25-20
第4セット 25-20




