[写真]=Volleyball World

 15日(月)に女子世界クラブ選手権2025の全日程が終了した。

 男子に先立って、日本時間12月9日(火)~15日(月)にかけてブラジルのサンパウロで開催された女子大会。今大会では日本のクラブは出場していなかったが、クラブ世界一をかけて計8チームが戦った。

 その大会の決勝戦では、昨年に続きイタリア セリエAの2クラブが勝ち上がり激突。前回大会優勝のコネリアーノと、スカンディッチとの対決となった。

 セリエA女子のリーグ戦では現時点で無敗、そしてクラブ選手権前回女王に挑むスカンディッチという構図となったが、第1セットの30点に及ぶ壮絶なデュースを制し、その後の第2セットも連取して優勝に王手をかけたのはスカンディッチだった。意地を見せたコネリアーノが第3セットは奪取するが、第4セットは点の取り合いとなる接戦をスカンディッチが制し、セットカウント3-1で勝利し優勝を果たした。

 2023-24シーズンのセリエA女子のプレーオフ決勝戦、2024-25シーズンの欧州チャンピオンズリーグの決勝と共にコネリアーノに敗戦を喫し、優勝を逃していたスカンディッチにとっては歴史的な大きな勝利となった。そして、昨シーズンにセリエAを含め5冠を達成しているコネリアーノにとっては今シーズン、スーペルコッパに続いて今大会でも決勝で敗れ優勝を逃すという悔しい結果に。

 なお3位の座をかけた試合も、同じ国のクラブ同士がぶつかることに。開催国であるブラジル勢対決となった3位決定戦は、オザスコがプライア・クルーベをストレートで下し、銅メダルを獲得した。

■女子世界クラブ選手権 最終結果

優勝:スカンディッチ(イタリア)
準優勝:コネリアーノ(イタリア)
3位:オザスコ(ブラジル)