18日(木)、「FIVB 男子バレーボール 世界クラブ選手権 2025」の予選ラウンドが行われ、日本の大阪ブルテオンとイタリアのペルージャが対戦した。
フルセットの激闘となった今試合。勝負が決まる最終セットも20点台に突入するデュースに。両チームともにマッチポイントを握る展開となった白熱の試合は、最終的にペルージャが勝利をものにした。
『ブロックデビルズ』の愛称の通り、ブロックで大阪Bの攻撃を封じ込めたペルージャ。そんな中でも、ボールを落とさない粘り強い守備でラリーを展開、互角の戦いを見せた大阪Bも見事だった。
ペルージャを率いるアンジェロ・ロレンツェッティ監督は試合後、「選手たちは我々が望んだ通りの試合を展開した。こうなることは分かっていた。選手は常に集中していたが、全てが完璧だったわけではない。リードしていた場面で追いつかれることもあった。相手の守備力の強さを認識していたため、少し緊張していたのかもしれない。それでも我々が望んだ試合運びだった。勝てたので満足している。今は少し休養が必要だ。優勝争いを長く続けたい。残りの試合も勝ち抜くつもりだ!」とペルージャの選手たちを称え、優勝に向けて意気込んだ。
また、今試合でチーム最多の20得点をマークしたオポジットのワシム・ベンタラは「昨年の大会に比べて、今年のレベルが上がっていることが分かった。今日は本当に厳しい試合だったが、重要なのは私たちが勝ったこと。大阪Bが非常に守備が良いチームであるため、最初から厳しい試合になると思っていた。今日のような試合は、私たちが成長し、前進するための助けにもなる。2点差でセットを失った後、私たちは素晴らしい反撃を見せ、自分たちの力を存分に発揮することができた」と語っている。
そしてブロック6本を決めたミドルブロッカーのアグスティン・ロセルは、「今試合はまさに”バトル”だった!楽しいが、同時に『苦しい』戦いでもあった。大阪Bは優れたプレーをするチームで、守備が非常に強く、そこから勢いづいてくる。良い戦いだったし、今後に向けて非常に貴重な経験になった。イタリアではこのスタイルのチームにはなかなか出会えないからね。明日にもグループ最終戦が控えているため、今日の勝利が嬉しい。グループ戦首位通過したい。相手の守備力が非常に優れているため、ブロック・ディフェンスで完璧なプレーが求められる試合だと認識していた。難しかったが、自分たちは見事にやり遂げた!」と死闘を振り返った。
3名ともが大阪Bの強力な守備力について言及し、タフな試合であったと語った。今試合に勝利したペルージャは現時点でグループランウド首位、2位に大阪Bが続いている。今大会では、予選ラウンドの上位2チームがプレーオフ準決勝へと進む。予選最終戦では、ペルージャは18日(木)22:00よりブラジルのクルゼイロと、大阪Bは同日の25:30よりリビアのスウェリーと対戦する。




