©2026 映画『GRIT』製作委員会

 男子バレーボール日本代表の激動の2025年シーズンを追ったドキュメンタリー映画『GRIT —バレーボール男子日本代表 栄光への始発点—』が、2026年1月9日より全国の劇場で3週間限定公開される。

 本作のナレーションという重要な役割に抜擢されたのは、timeleszの原嘉孝さん。中学・高校時代にバレーボール部の主将として汗を流した経験を持つ原さんが、公開を前に、作品への並々ならぬ思いと初挑戦となったナレーションの舞台裏を語ってくれました。

――まず、ナレーションのオファーを受けた時の感想を教えてください。

原 「バレーボールをやっていてよかった」というのが一番の感想です。中学、高校と必死にバレーボールに打ち込んできたので、その経験がこうして仕事に繋がったことは本当に嬉しかったです。ただ、ナレーションというお仕事自体は初めての挑戦でしたので、喜びと同じくらい不安も大きかったです。

――初挑戦に向けて、どのような準備をされましたか。

原 直近の試合映像を見返したり、選手の皆さんの名前や活躍を改めて勉強し直しました。大学でもバレーサークルに入っていたので、当時の仲間に今の状況を聞いたりもしましたね。改めて知識を落とし込んでから収録に臨みました。

――特に熱が入った、あるいは印象に残っているシーンはありますか。

 代表メンバーの発表があった後のシーンです。日本で一番上手い人たちが集まっている中で、さらに合宿を経て一握りの人間しか選ばれない。そこには選ばれなかった人の悔しさが必ずありますが、それでも「サポートします」と言えるメンタル面の強さが描かれています。その裏側にある思いに触れた時は、僕自身もすごく感情移入してしまいました。

©2026 映画『GRIT』製作委員会

――石川祐希主将のリーダーシップを、主将経験者としてどう見ましたか。

原 石川選手は常にチーム全体のことを考えていらっしゃいます。若い選手への言葉がけや、今の様子を見守る姿勢などは本当に尊敬します。自分は学生時代に主将をしていた頃、思いをストレートに伝えすぎたり視野が狭くなってしまうことも多かったので、石川選手の冷静さには学ぶことが多かったです。

――ドキュメンタリーを通じて、日本代表の印象に変化はありましたか。

原 「当たり前ですけど、人間なんだな」と改めて感じました。僕らはつい試合の結果だけで判断してしまいがちですが、負けた時でさえ、そこに向けて準備してきた選手の皆さんの思いや練習量がある。それを見ると「なんで負けたんだ」という思いより、「一緒に次頑張りましょう」と声をかけたくなるんです。より熱く応援したくなりました。

――収録で苦労した点や、意識したことは何でしょうか。

原 当日いただいた台本が予想以上に多くて驚きましたが、映像の尺に合わせて的確に言葉を乗せていく作業に全神経を集中させました。何より「主役は僕ではなく、選手や監督たちの思い」だということを忘れず、自分の声が邪魔にならないように、それでいて引き立てられるように意識しました。スポーツ特有のイントネーションなども細かく調整しました。

©2026 映画『GRIT』製作委員会

――ミドルブロッカーの小野寺太志選手が、原さんの活動をチェックされているそうですね。

原 本当に嬉しいです。小野寺選手は自分がプレーしていた頃のポジションと同じミドルブロッカーですし、親近感を持っています。「自分は主役じゃなくていい、土台を固める」という彼のスタンスは、僕自身がグループや舞台で大切にしている考え方と重なる部分があって、深く共感しています。

――タイトル『GRIT(Guts(度胸)/Resilience(復元力)/Initiative(自発性)/Tenacity(執念))』にちなみ、2026年の目標を教えてください。

原 2026年は「自発性」を大切にしたいと考えています。活動15年目という節目でもありますので、改めて自分のスキルを見つめ直し、地道な努力を自発的に積み重ねていく一年にしたいです。

――最後に、バレーボールキングの読者やファンの方へメッセージをお願いします。

原 チームスポーツには、その瞬間にしかないエネルギーがあります。この映画を観れば、日本代表をもっと応援したくなるのはもちろん、自分自身が今打ち込んでいるものに対しても熱くなれるはずです。バレーを詳しく知らない方でも必ず誰か一人の「推し」が見つかる作品ですので、ぜひ劇場で彼らの熱を感じてほしいです。

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この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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