1日、元日本代表リベロの築城智(31)が引退を表明した。自身のインスタグラムで伝えている。
長崎県出身の築城は、名門の大村工業高校を経て東亜大学に進学し、在学中の2013年に東レアローズ(現・東レアローズ静岡)の内定選手として入団。すぐにレギュラーリベロとして抜擢され、その年の『20周年ニューヒーロー賞』を受賞。2014年には初めて日本代表にも選出された。
6シーズンにわたって活躍した東レを2020年に退団すると、その後はドイツのブンデスリーガに挑戦。ユナイテッド・バレーズ・フランクフルトで2シーズンを過ごしたあと、2022年からはベルリン・リサイクリング・バレーズでプレーしていた。また、昨年2023年には4年ぶりに日本代表にも招集されていた。
その築城は、自身のインスタグラムで「7歳から始めたバレーボール生活についにさよならを言う時が来ました」と現役を引退することを表明。
続けて、「自分でもびっくりするくらい後悔ありません。むしろこれまでほんとによく頑張った。と初めて自分を褒めました。プロになってからは日本で6年、海外で4年多くの出会いとご縁に恵まれ人生が更に濃くなりました。正直26年やって良い事2割、辛い事8割だったかな!それでもバレーボール楽しかったです。その反面色々な事も犠牲にしました。ただそれだけの価値を感じていたので後悔はほんとにない。自分みたいな選手が今でも日本代表で活躍する選手達と一緒にプレーできたことは間違いなく来世まで自慢します」とこれまでのバレーボール人生を振り返った。
また、「今は個人事業主としてこれまでとは全く違う業種で一から勉強してます」と、次のステップに向けて新しく挑戦中であると明かした。
そして、最後に「これまで支えてくれた家族やチームメイト、スタッフ、ファンの皆様。ありがとうございました。最後にそれだけは言わせてください」と大きな感謝の意を表し、26年間のバレーボール人生に後悔なく幕を下ろした。
選手を引退し、第二のキャリアに向かって新しい挑戦をする築城にエールを送りたい。