[写真]=須田康暉

 第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー2026)の女子準決勝が10日(土)に行われた。夢のセンターコート、第1試合では金蘭会(大阪)と東九州龍谷(大分)が対戦した。

 1セット目、5年ぶりのセンターコートになる東九州龍谷は、得意とするコンビバレーで主将の藤崎愛梨、長身サウスポーの忠願寺莉桜を中心に相手ブロックを散らしながら得点を決め、5-8とリードする展開になる。対するインターハイ王者の金蘭会は、キャプテンの馬場柚希のブロックもありながら3連続ポイントを取り、10-10で東九州龍谷に追いつく。中盤から再び東九州龍谷がリードする流れが続き13-16でテクニカルタイムアウトを迎える。終盤では東九州龍谷の忠願寺がスパイクやブロックで活躍を見せ、そのまま第1セットを取り切った。

 続く第2セット、中盤から金蘭会が組織的なブロックを起点に走り始め13-10とリードする展開に。対して東九州龍谷は持ち味の高速コンビバレーを再び展開するが、金蘭会はフェイントやリバウンドなど相手の守備の穴をつく冷静沈着なプレーを見せ、リードを広げながら第2セットを取り返す。

 第3セットは両チームのコンビバレーで様々なスパイカーが得点を取り合う展開になり、どのスパイカーにトスを上げていくかセッター同士の対決に。序盤は金蘭会のセッター丹山花椿の、観客も響めくトスフェイントを決めると、東九州龍谷のセッター吉村はぐみは、金蘭会のブロックが完成する前に速いテンポのトスを上げるなど、両セッターの技術が光る。セットを通して安定感のあるバレーで東九州龍谷が終始リードを保ちながら、第3セットをもぎ取る。

 東九州龍谷が決勝戦に王手を掛ける第4セット、後がない金蘭会は持ち味のブロックが出なかった第3セットと打って変わってブロックポイントを取りながら、サウスポー吉田桜香の決定力のあるスパイクで16-11とリードする展開に。セット終盤では金蘭会の馬場がライトからの強烈なスパイク、セッター丹山のツーアタックで流れを引き寄せる。対する東九州龍谷は、クイックを絡ませながら高速コンビを展開し金蘭会の堅いブロックを振り切って得点を重ねていく。セット終盤にミスが出た金蘭会に追い打ちをかける東九州龍谷の猛攻で4連続ポイントを取りスコアは20-20。しかし土壇場での金蘭会のブロックを起点に流れが変わり、そのまま第4セットを金蘭会が再び取り返す。

 勝負のファイナルセット、序盤は両校一歩も譲らないシーソーゲームになる中で藤崎や忠願寺の活躍で東九州龍谷が先にブレイクを取り6-8と点差をつける。東九州龍谷の高速コンビバレーと金蘭会のブロック、まさに矛と盾の戦いが繰り広げられ、金蘭会は馬場が脅威の7本目のブロックポイントを取り12-11と逆転すると、そのブロックを打ち抜くスパイクを東九州龍谷が決め、12-13と逆転し返す。熱戦はデュースまで続き、最後は金蘭会の得点で試合に終止符が打たれた。

 7年ぶりの決勝進出となる金蘭会は11日(日)に行われる決勝戦で、大阪国際(大阪)vs 就実(岡山)の勝者と対戦する。

 

 

■試合結果
金蘭会(大阪)3-2 東九州龍谷(大分)
第1セット 23-25
第2セット 25-17
第3セット 18-25
第4セット 25-22
第5セット 16-14

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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