公益財団法人SVリーグ(SVL)から制裁を受けた大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の埼玉上尾メディックスは22日(木)、クラブ公式サイトで声明を発表した。
今回の制裁内容は、罰金50万円およびライセンス担当者の無期限停職処分。違反行為の対象となったのは、2025-26シーズンおよび2026-27シーズンの2シーズンにおいて、埼玉県内の会場でリーグ戦ホームゲームの80%以上を開催し、かつ平均入場可能数3,000名以上を確保するという基準を証明する書類の未提出だ。さらに、提出遅延が判明した後もリーグ事務局に対する速やかな報告や相談を行わなかった「不誠実な対応」も重大な要因として認定された。
発生の経緯としてクラブは、アリーナに関する基準充足の証明書類について、関係者間での認識不足により整理や確認が不十分であったことを挙げている。また、会場使用に関する契約手続きに想定以上の時間を要したことで期限から遅れ、その後のリカバリーにおいても事態の重要性を十分に認識できていなかったと説明した。SVLからは、今後も同様の遅延や不誠実な対応が続いた場合、実行委員の変更勧告やライセンス不交付の可能性があるという厳しい指摘を受けている。
これに対し、山﨑佳紀代表取締役社長は自身の責任を明確にするため、役員報酬の一部を返納することを発表した。あわせてクラブ内部では、ライセンス責任者の担当変更に加え、部長、GM、室長に対する譴責処分を下している。
再発防止に向けては、管理体制の抜本的な見直しが図られる。具体的には、特定の担当者に依存しない複数名による承認体制の導入や、幹部間での情報共有を一元化するための共有メールアドレスの新設、さらに実務を担う職員の増員を柱とした。組織としての監視・牽制機能を高め、ガバナンスの実効性を向上させることで、企業体としての信頼回復に全力を注ぐ考えだ。




