[写真]=Volleyball World

 セリエA第2節が6日に行われ、石川祐希が所属するペルージャはパドヴァと対戦しセットカウント3ー2(25―23、23―25、21―25、26―24、15―10)で勝利した。

 石川は各セットスターティングメンバーとしてフル出場すると、チーム最多の16得点をマークし、今試合でのMVPを獲得。ペルージャは2時間27分にも及ぶフルセットの激闘を制し、開幕2連勝を飾った。

 第1セットは両チーム探り合いの中、19ー21の場面で石川の強烈なスパイクが決まり、続くサーブで21―21に追いつくとペルージャが流れをつかみ25―23で1セット目を獲得する。

 第2セットは序盤石川のブロックポイント、ジャネッリのサービスエースで4―1とリードするも3点以上の点差が広がらず、両チーム譲らない打ち合いの展開が続く。パドヴァのOH(アウトサイドヒッター)のポッロのダイレクトスパイクが決まるが、その後20―20場面で石川のスパイクがシャットされる。食らいつくペルージャだったが石川のサーブミスでこのセットを落とす。

 第3セットは石川のサーブを起点に5―1と点差を広げるも拮抗した展開となった。16―16でパドヴァのレセプションがネットを超えると、石川がダイレクトを叩き込み得点。そのまま勢いに乗るかと思われたが、ブロックアウトを巧みに利用し続けたパドヴァがこのセットも手にする。

 第4セット、OHのセメニウクのスパイクから得点し、続くOP(オポジット)のベンタラがサービスエースや鋭いスパイクを決める。またしても乱れたレセプションから石川がダイレクトで得点。石川のスパイクがパドヴァの3枚ブロックにシャットされる場面もあったが、1枚でのブロック、リバウンド、連続で相手スパイクを拾うなど守備での活躍も見せ、ペルージャが26―24で第4セットを取り返した。

 最終第5セット、石川の鋭いパイプ攻撃から得点。続いてハイセットからのスパイクを決め得点を重ねる。9―3まで点差を広げるがパドヴァも果敢に攻撃を仕掛けた。サーブで石川が狙われる場面もあったがレセプション後に自身でスパイクを決めていき、最後はパドヴァのサーブミスで得点し15―10で勝利した。

 苦しみながらも逆転で開幕2連勝としてペルージャは、リーグ3位に位置。第3節では12日の25時からモデナと対戦する。

■試合結果

ペルージャ 3―2 パドヴァ

第1セット 25―23
第2セット 23―25
第3セット 21―25
第4セット 26―24
第5セット 15―10