フジテレビは8日、10月11日(金)18時50分から生中継を行う『大同生命SVリーグ男子開幕戦サントリーサンバーズ大阪vs大阪ブルテオン』において、フジテレビスポーツ中継では初となる「生解説放送」を実施することを発表した。

 「解説放送」とは、主に目の不自由な方に向けたユニバーサル放送の一つで、選手の動きやテロップなど画面に映っているものを副音声で説明する放送のことだ。障害の有無や年齢にかかわらず、誰もが分かりやすい放送を目指す「ユニバーサル放送」を取り入れることで、これまでバレーを視聴したことがない方にも試合が分かりやすく感じるものになるのではないだろうか。

 今回の開幕戦では、フジテレビスポーツ中継では初の試みとなる「生解説放送」を実施。元バレーボール女子日本代表の大林素子氏が解説、実況をフジテレビアナウンサーの森昭一郎氏が担当する。

 実況を務めることになった森氏は「初めての試みにあたり視覚障がいのある知人にアドバイスを頂き、制作チームとも相談した上で『視覚障がいのある方もない方も、一緒にリビングで見ていて楽しめる』をコンセプトにしました。歓声やノイズは活かしつつ、必要な情報をお伝えし、みんながなるべく取り残されないように楽しめる解説放送を大林素子さんと共に目指していきたいと思います」と初の生解説放送に向けて意気込んでいる。

 なお、20時54分以降まで試合が延長する場合は放送がBSフジに移行されるが、解説放送が行われるのは地上波のみとなっている。